私たちについて

命と人生に向き合う、わたしたちの思いと取り組み

を救う。一につなぐ。 〜 命を救い、その人らしい生活が送れるようになるまで 〜

「一秒を救うため、最良で最高の医療体制を」

一秒も無駄にせず、あらゆる疾患に対応できる盤石な医療体制へ―。
一秒の差で患者さまの命とその後の一生を大きく左右するのが、救急医療。外傷や、脳・心臓・血管の病気など緊急を要する患者さまに対して、いち早く診断して即座に治療を始めることが常に求められます。

当院では「いかに迅速に、かつ最良の治療ができるか」を徹底的に追及し、ハード・ソフト両面ともに質の向上に努めています。
高度な医療技術を提供するため、整形外科に加えて脳神経外科・循環器内科・心臓血管外科など専門性の高い診療科を拡充するとともに、最新鋭の医療設備を積極的に導入してきました。医療スタッフたちは、日進月歩で進化する医療の専門技術と知見の修得のため、日々研鑽を積んでいます。
すべては、患者さまと地域の皆さまのため、命を守る一秒のために。その志を強く持ち、最善を尽くす。鹿児島県の救急医療の一翼として、患者さまにとって何が必要かという視点に常に立ち返りながら、医療の質の向上に挑み続けます。

具体的な取り組み

救急医療・急性期医療の充実

整形外科・救急科をはじめ、脳神経外科・循環器内科・心臓血管外科など専門性の高い各診療科が連携して、24時間365日体制で、緊急を要する患者さまに対して手術からリハビリまで一貫した医療を提供しています。ハイブリットERは、搬送された患者さまに身体的負担をかけず、初期治療から緊急手術までを最短で行えるよう、必要な検査・医療機器(血管造影装置・CT・手術台など)を集約しています。
当院の救急医療のコンセプトは「YES」。「YONEMORI EMERGENCY SERVICE(米盛救急サービス)」の頭文字をとったもので、どんな患者さまも「YES!」と受け入れる、そんな思いを込めています。

「持てる機動力を最大限に活かして」

私たちは、治療を必要とする方々のもとへいち早く駆けつける医療にも力を入れています。
鹿児島県の特異な地形は、救急医療には不利といえます。南北約600㎞に及び、多くの有人離島を有する上、陸地は錦江湾で隔てられているため、医療機関が集まる鹿児島市内の病院を受診するには数時間かかることもあります。しかし、離島であれ、遠隔地であれ、命の砦としての救急医療の使命は変わりません。
私たちは、民間救急ヘリ「Red Wing」、ドクターカー、DMATカーなど、1分1秒でも早く患者さまのもとへ駆けつけて治療を始める「病院前救護」(プレホスピタル)の体制充実を図っています。米盛病院の救急搬送件数は年間3,000件を超え、ヘリの出動件数は年間300件前後と増加傾向にあります。それだけ多くの方が私たちを必要とし、待っているのだと身をもって感じています。
一方で、数字としては見えていないだけで、救える命はまだあるはずだとも、強く感じています。
私たちにしか、できないことを。
私たちだから、できることを。
公的なドクターヘリの補完だけでなく、民間救急ヘリにしか対応できない事案まで、機動力と柔軟性を存分に活かした救急活動を実践し、地域の救急医療に貢献していきます。

具体的な取り組み

プレホスピタル活動

民間救急ヘリ「Red wing」、ドクターカー、DMATカーを駆使し、医師・看護師が駆けつけて現場で治療を始める「病院前救護」(プレホスピタル)に取り組んでいます。Red Wingは、鹿児島県ドクターヘリを補完する役割を担っており、重複要請や多数の傷病者が発生する事案があった場合、消防からの要請を受けて出動しています。また、離島や遠隔地、さらには県外の地域医療機関と提携し、患者さまの迅速な搬送や医療物資の搬送など、民間救急ヘリだからこそできる新たな活用策を模索しています。

24時間救急相談ダイヤル「#7099」

救急救命士が24時間365日体制で、救急に関する相談に対応する電話相談窓口を開設し、年間1万件以上の相談を受けています。ご自身やご家族に急な体調不良やケガが生じると、多くの方がどうすればいいか判断に迷われると思います。専門知識を持つ救急救命士が地域の皆さまの気持ちに寄り添い、適切な対処法やアドバイスをお伝えしています。

「一生の笑顔を守る、シームレスな医療体制」

私たちは、病気の治療だけでなく、その後も続いていく患者さまの人生を大切にしたいと考えています。手術などの治療を終えて状態が安定すると、今度はリハビリテーションなど、日常生活への復帰に向けた治療が始まります。患者さまお一人おひとりの命と気持ちに寄り添い、手術などの治療からリハビリテーション、そして退院後の生活まで長期にわたって継続して一貫性のある医療サービスを提供しています。
治療及びリハビリテーションは、身体的な機能回復だけでなく、患者さまとその周囲の皆さまが満足してご自宅へ帰っていただけることが、とても大切です。退院後も、当法人の与次郎米盛クリニックやまろにえ介護老人保健施設などのスタッフが、患者さまとご家族の日常生活に寄り添い続けます。
「米盛病院に来てよかった」、「米盛病院があってよかった」と思っていただけるよう、法人内事業所、地域の医療機関の方々との連携を深め、患者さまの一生の笑顔を支えます。

具体的な取り組み

急性期から切れ目のない回復期の治療・リハビリテーション

手術などの急性期治療を終えた患者さまに対して、早期からリハビリを開始することによる早期社会復帰を目指します。また、当院は200床の回復期リハビリテーション病棟も有しており、退院後の生活を見据えたリハビリテーションにも力を注いでおります。医師や看護師に加え、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士などで編成する急性期~生活期までの各専門チームが、状態に応じて一日も早い回復を目指した治療やリハビリテーションを組み立てます。

介護・福祉の各事業所との連携

当法人のまろにえ介護老人保健施設、マロニエ訪問看護ステーション「護国」、米盛病院居宅介護支援事業所と密接に連携をとり、日常生活での自立や家庭・社会復帰を支援しています。各事業所とも、ご利用の皆さまとご家族が安心して過ごせるサービスを提供することはもちろんのこと、事業所の垣根を越えたコミュニケーションを大切にしています。

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