診療科案内

PSCコア施設とは

一次脳卒中センター(PSC)とは

日本脳卒中学会は、脳卒中を発症した患者様がどこに住んでいても同水準の治療を受けることができる「診療の均てん化」を目指し、「地域医療機関や救急隊からの要請に対して、24時間365日脳卒中患者を受け入れ、急性期脳卒中診療担当医師が、患者搬入後可及的速やかに診療(tPA静注療法を含む)を開始できる」等の要件を満たす医療機関を「一次脳卒中センター(PSC)」に認定しています(※2)。当院は日本脳卒中学会による認定開始初年度の2019年にPSCの認定を受けており、地域の救急隊や医療機関のみなさまと連携し、急性期脳卒中診療に注力してまいりました。

(※ 2022年11月1日現在、鹿児島県下24施設認定)

 

一次脳卒中センター(PSC)コア施設とは

日本脳卒中学会はこのPSCの中でも、血栓回収療法を行う資格を持つ医師が3名以上常勤しており、同療法を24時間365日体制で行っている等の要件を満たす医療機関を「一次脳卒中センター(PSC)コア施設」として認定しています。PSCコア施設は、血栓回収療法に対応できない医療機関からの患者さまも常時受け入れ、県下PSCの中心となることで地域の脳卒中急性期診療の中核を担います。

また、PSCコア施設は急性期脳卒中診療に加えて、「脳卒中相談窓口」を設置し、脳卒中の患者さまやご家族の医療・介護に関する適切な情報を提供する役割も担っています。当院では医師、看護師だけでなくソーシャルワーカー、リハビリスタッフなど20名以上のスタッフが必要な研修を受講して「脳卒中療養相談士」の資格を取得し、脳卒中で入院された患者さまやご家族に対する情報提供や相談支援に取り組んでいます。

米盛病院では救急隊や医療機関のみなさまと今まで以上に緊密な連携に努めるとともに、より安全かつ迅速で効果的な治療の実現と回復に向けた患者様サポートを更に充実させ、PSCコア施設として地域の急性期脳卒中診療の一層の充実化に貢献してまいります。

脳卒中センター長 井上泰豪

TOP