ボトックス治療(ボツリヌストキシンによる神経ブロック)とは

痙縮とは?

痙縮とは

脳卒中や脊髄損傷、外傷性脳損傷などが原因で起こる運動障害の一つに「痙縮」という症状があります。筋肉が意図に反して緊張しすぎることから、日常生活の様々な動作の妨げになることがあり、また、麻痺の回復を妨げるのではないかとも言われています。
痙縮には内服薬やブロック療法などの治療法があり、軽くすることができます。

 

ボトックス治療とは?

ボツリヌス菌が作り出す天然のタンパク質(ボツリヌストキシン)を成分とする薬を筋肉内に注射する治療です。
筋肉に命令を伝える神経の働きを抑えるブロック療法の一つです。

 

ボトックス治療の効果は?

  • 手足がやわらかくなり、動かしやすくなる
  • 日常生活上の様々な動作が行いやすくなる
  • 歩きやすくなる
  • 痙縮が原因の痛みが減る
  • リハビリテーションを行いやすくなる
  • 介護の負担が減る

 などの効果が期待できます。

日常生活がしやすくなります関節が固まって動きにくくなったり、変形するのを防ぎます

介護の負担が軽くなります痛みを和らげる効果が期待できます

 

どのような注射?

緩めたい筋肉に細い針で注射をします。超音波検査装置や筋電図を使用して、緩めたい筋肉に確実に注射します。

どのような注射

 

どのくらいの期間効果が続く?治療のながれは?

初診時に患者さんに応じたボトックス治療の目的をご説明した上で、治療の日程を決めます。効果は、注射後2~3日でゆっくりと現れます。通常は3~4ヶ月程度効果が持続します。効果の持続には個人差があり、継続することで持続する期間が変化することもあります。効果の持続期間をみながら、年に数回繰り返して注射します。

 

費用は?

ボトックスは非常に高価な薬品ですが、通常の保険が適応されます。また、高額療養費制度や、重度身体障害者医療費助成制度が適応されますのでご相談下さい。