受診について

(解説)おとなの皆さんへ

(解説)おとなの皆さんへ

  • 病気やからだに不自由なことがあってもなくても、あなたは差別されず、ひとりの人として大切にされ、あなたらしく生きることができます。

    私たちは、病気や障がいの有無に関係なく、すべての子どもを一人の人として尊重し、どんなときでも子どもが幸福であるように考えます。

  • 病院では、お医者さんや看護師さんなど、まわりのおとなに「あなたにとっていちばんいいこと」を考えてもらえます。また、自分の健康をまもり、からだの悪いところを治すためにはどうしたらいいかを教えてもらえます。

    私たちは、常に子どもにとっての最善の利益を考えます。子どもの身体的・精神的苦痛ができるだけ少なくなるように、最大限の配慮をします。また、病気や治療について、子どもが知りたいと思うことを、子どもの理解力に合わせた言葉や方法で説明します。

  • まわりのおとなに、自分の気持ちや意見を聞いてもらえます。希望がかなえられないときには、なぜかなえられないかをきちんと教えてもらえます。

    私たちは、子どもが病気や治療について自分なりの考えを持っていることを認め、子どもが表明した気持ちや意見を一番大事なものとして考えます。子どもが自分で気持ちや意見を表明することが困難なときは、言葉にならないメッセージやサインを見逃さないように努めます。また、子どもの最善の利益を考えたとき、子どもの意見の通りにできない場合は、その理由を伝え、気持ちに寄り添いながら、子ども自身が納得して治療に臨むことができるように、最大限の努力をします。

  • できるだけ、家族などあなたが安心できる人にいっしょにいてもらうことができます。

    私たちは、子どもが安心して医療を受けることができるように、子どもの心の安全にとって最も重要な人(親やきょうだいなど)と過ごせるように、可能な限り配慮します。

  • あなたのからだや病気のことが、あなたの許可なく、ほかの人に伝わらないようにしてもらえます。

    私たちは、子どものプライバシーに配慮し、診療によって得られる情報について他者に共有することが必要な場合には、子どもの状況に応じて、その理由を説明し、同意を得るように努めます。

  • 病気のときでも、体調にあわせて遊んだり勉強したりすることができます。

    私たちは、子どもの症状に関わらず、年齢や状況に合わせた遊びや学びの機会を確保できるように努めます。

  • 病院にいるときも退院したあとも、あなたはいつでも、どこにいても、こころとからだが健康であるように、支えてもらうことができます。

    私たちは、子どもが今だけではなく将来にわたって、必要な医療やケアを受けることができ、安心・安全な環境で生活できるように、保護者や関係各所と連携し、子どもの生活を支援します。

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