心房粗動
病気の概要
心房粗動は、頻発性不整脈(脈が速くなる不整脈)のひとつです。心房粗動は、通常よりも速いペースで規則的に動いている状態で、心臓から血液を正常に送り出すことができなくなります。
症状について
症状の強さは人それぞれで、強い動悸、息切れ、胸の痛みなどが生じますが、無症状の場合もあります。血栓ができることによる脳梗塞や心不全などの合併症にも注意が必要です。
検査について
心電図、24時間ホルター心電図、血液検査、胸部レントゲン検査、心臓超音波検査などを行います。無症状の場合もあり、検査によって心房粗動が発見されるケースもあります。
治療
薬物治療や外科的治療、カテーテルアプレ-ション治療などの選択肢があります。
カテーテルアプレ-ション治療とは、主に脚の付け根の太い血管から治療用のカテーテルという細い管を挿入して心臓まで進め、不整脈を起こしている箇所を高周波電流で焼き、不整脈を起こさなくする治療法です。当院では、現在のカテーテルアブレーション治療において必要不可欠となっている3Dマッピングシステムを完備しています。これにより、正確な診断はもちろん、患者さまやスタッフの放射線被ばくを大幅に減らすことができます。
病気の予防
生活習慣の見直しが大切です。適度な運動とバランスの良い食事を心がけてください。
心房粗動は、自覚症状がないケースもあり、定期的な検診が大切です。また、自身で脈の状態をチェックする検脈の習慣をつけることもおすすめです。
お腹や頭が痛い、急なケガ、病院に行ったほうが
良いか迷ったときなどお電話ください。
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