あんべがわるい時に ~ケガ・病気ガイド~ 体が痛い、調子が悪い...そんなときに病院に行ってよいのか、どの科を受信したら良いかわからない、などの不安はありませんか?米盛病院の医師がそんな不安に役立つように疾患についてお答えしています。受診の際にお役立てください。 あんべがわるい時に ~ケガ・病気ガイド~

閉塞性動脈硬化症

病気の概要

手足の血管の動脈硬化がすすみ、血管が細くなったり、つまったりするなど、正常な血流を保てなくなる病気です。

症状について

初期は、手足の冷たさやしびれなどの症状が生じます。
第2期(間歇性破行)は、歩いた時に、足のしびれや痛み、冷たさを生じます。一定の距離を歩くと、足が痛くなり歩けなくなりますが、しばらく休むと、また歩けるようになるという状態もみられます。
第3期(安静時疼痛)は、何もしていない状態でも手や足に痛みを生じます。
最も症状が進行した場合、血液が行き届かなくなった手足に、治りにくい傷(潰瘍)ができたり、黒く壊死することもあります。

検査について

血圧脈波検査(ABI)、造影CT検査などを行います。

【ご参考】

治療

血流がこれ以上少なくならないようにすることが重要で、「運動療法」「薬物療法」が第一選択肢です。運動療法では、歩くことによって血流の改善を行います。
症状が進行した場合は、カテーテル治療やバイパス手術を行います。

病気の予防

動脈硬化を防ぐため、生活習慣の見直しが大切です。適度な運動とバランスの良い食事を心がけてください。喫煙や飲酒、ストレスなども原因となります。
閉塞性動脈硬化症は、足だけでなく全身の動脈硬化が進んでいる可能性があります。脳血管疾患や心疾患の原因となるリスクが高いため、検診で全身を詳しく調べ、状態を把握しておくことをおすすめします。

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