強い痛みや腫れ、足を伸ばすことができない、歩行が不安定になるといった症状が挙げられます。また、時間の経過とともに内出血のあざが現れることもあります。

割れた骨片のずれが小さい場合は、ギプスや装具を用いた保存療法を行います。骨片が上下に開いている場合（横骨折）や粉砕した場合（粉砕骨折）は手術療法を行います。手術は、鋼線とソフトワイヤーを用いた引き寄せ締結法や、鋼線を用いて周囲を固定する周囲締結法が適応されます。

引き寄せ締結法

骨粗鬆症の方の場合は少し転んだ程度でも骨折することがありますので、例えば、家庭内で転倒に結びつくものを排除する、座って行えるように日常用品の配置を考える、といった対応をとるのも予防のひとつです。