半月板損傷
病気の概要
半月板は、膝関節内で大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの内側の骨)の間でクッションの役割を果たしている軟骨です。半月板損傷は、この半月板が断裂(亀裂や欠ける)した状態のことをいいます。治療せずにいると変形性膝関節症をまねくことがあります。発症の主な原因として、スポーツでのケガ、加齢、半月板が生まれつき円板状半月板と呼ばれる損傷しやすい形状に変形しているなどが挙げられます。
症状について
半月板を損傷すると、膝の曲げ伸ばしの際に“キャッチング”と呼ばれる引っかかりや、疼痛、動かした際の痛み、関節の腫れを感じることがあります。
重症になると膝が完全に伸びなくなる“ロッキング”と呼ばれる症状が生じることがあります。膝に水がたまることもあります。
検査について
治療
損傷した部位や断裂の状態、靭帯損傷の有無などによって治療法を選択します。損傷した部位の安静や、大腿四頭筋と呼ばれる太ももの筋力訓練などの保存療法で症状が良くなる場合がありますが、良くならない場合は手術療法として主に関節鏡下手術(半月板部分切除術、半月板縫合術など)を行います。
病気の予防
膝まわりのストレッチやトレーニングを行い半月板の負担軽減や、生活・スポーツ中、身体に負荷が掛かりにくい動作を心がけることが重要です。
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監修:山下 学
整形外科/外傷グループ
よくあるご質問
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部分切除術で2~3ヶ月。縫合術では5~6ヶ月程度です。
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1~2週間です。
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良いか迷ったときなどお電話ください。
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