変性脊椎すべり症
病気の概要
加齢により、骨と骨の間にある椎間板(背骨の骨と骨の間にあるクッションのような役割)や靭帯など腰椎を安定な状態にしている組織の性質が変わり、それによって骨がずれてしまう状態のことをいいます。変性により脊柱管(背骨の中を通る神経の通り道)が狭くなり神経が圧迫されることで発症します。40歳以上の女性によく見られます。
症状について
長い距離を続けて歩くことができなくなったり(間欠性跛行)足の痛みやしびれ、坐骨神経痛になったりなど、腰部脊柱管狭窄症と同じような症状があらわれます。
検査について
治療
まずは保存療法としてリハビリテーション、コルセット、神経ブロックなどを行います。それでも日常生活が不便な場合は、手術療法として除圧術や椎体間固定術など神経の圧迫を取り除く手術を行うこともあります。
病気の予防
腹筋や背筋を強くしたり、腰回りを動かして日常的にストレッチを行ったりするなど、腰の負担軽減につながる運動が大事です。
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監修:山﨑 大輔
整形外科/脊椎グループ
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