あんべがわるい時に ~ケガ・病気ガイド~ 体が痛い、調子が悪い...そんなときに病院に行ってよいのか、どの科を受信したら良いかわからない、などの不安はありませんか?米盛病院の医師がそんな不安に役立つように疾患についてお答えしています。受診の際にお役立てください。 あんべがわるい時に ~ケガ・病気ガイド~

脛骨骨幹部骨折

病気の概要

  • 脛骨はいわゆるすねの骨です。脛骨骨幹部骨折は、交通事故などで大きな衝撃が加わることで生じます。また、スポーツなどで足が固定された状態(例:スキー)で強いねじれが加わることでらせん状に骨折することもあります。すねの部分は血流が乏しいため、骨折を起こすと骨の癒合がうまくいかないことがあります。
    骨が明らかに曲がっている場合は骨折とすぐに分かりますが、症状としては肉離れ(筋断裂)などにも似ており、ご自身で脛骨骨幹部骨折と診断するのは容易でありません。骨折を疑った場合には、まずはお近くの整形外科のクリニックや救急外来を受診されることをおすすめします。

症状について

発症直後に強い痛みや腫れが生じ、痛みのために歩行ができなくなります。また脛骨は筋肉などの組織が少ないため、開放骨折が起こりやすく、感染症を併発するリスクが高いです。

検査について

X線(レントゲン)検査で骨折の有無を確認します。膝の関節や足首の関節も同時に損傷を受けることがあるため、より詳細なCT検査を実施することがあります。

治療

  • 骨のずれが小さい場合はギプスや装具を用いた保存治療を行うことがありますが、比較的小さい侵襲で早期に荷重をかけられるようになる髄内釘手術(骨の中に金属の芯棒を通してスクリューで固定する方法)が適応されることが多い骨折です。血管の損傷がある場合は、合併症を防ぐために早急に血管をつなぐ手術が必要です。

  • 髄内釘固定

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