切創(切り傷)
病気の概要
切創は一般的に「切り傷」といい、体の表面を包丁やカミソリなど鋭利なもので切られた直線状の傷のことをいいます。日常生活の中で機械や包丁などで誤って手を切ってしまうなど偶発的に生じることや、意図的に体を傷つける際に生じることがあります。
症状について
皮膚が切れた部分に出血や痛みが生じます。体の部位や状況によっては、血管や神経、筋肉、腱などのけがを伴うことがあり、動脈が傷つくと大量の出血で生命の危機に見舞われることがあります。
検査について
創の深さや大きさ、組織のけがの状況など確認します。軽症の場合は診察後にすぐ治療に移ることがあります。動脈や臓器に傷が見られる場合は、CT検査や超音波検査などの画像検査を行う場合があります。
【ご参考】
治療
傷の部分を圧迫することで止血し、必要があれば傷口を縫合します。動脈や神経、腱などに傷が生じている場合は、これらの部位を併せて治療します。傷口の汚染が強い場合には、抗生物質の使用を検討します。
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監修:山下 学
整形外科/外傷グループ
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