舌咽神経痛
病気の概要
舌の奥、咽頭、中耳の感覚を司る舌咽神経が脳血管に圧迫されることにより、飲食、会話などで喉の奥から耳介にかけて激痛発作がおこる病気です。三叉神経痛にくらべ頻度のかなり少ない病気です。
検査について
舌咽神経の圧迫状況を調べるため脳MRI検査をおこないます。
治療
三叉神経痛と同様に内服治療から開始しますが、効果の得られない場合、圧迫血管をはずす手術をおこないます。耳の後ろの髪の生え際あたりを、できるだけ傷跡が目立たないように小さく切開して頭蓋骨に小さな穴を開け、手術をおこないます。
舌咽神経は発声、嚥下を司る迷走神経と接しているため手術の合併症としてかすれ声、嚥下障害などがありえます。入院期間は7日程度です。
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監修:祝迫 恒介
脳神経外科/脳腫瘍センター長
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