転職を機に、元々興味をもっていた医療事務への挑戦を決意。幅広い診療科や複数の施設を有している当会であれば医療事務としてのスキルをより高められるだろうと考え、緑泉会へ入職した。未経験からのスタートではあったが、周囲のサポートを受けながら業務の幅を広げてきた。現在は主任として、配属施設の職員が働きやすい職場環境づくりや人材育成に取り組んでいる。

私は入職当初、草牟田クリニック(現在の与次郎米盛クリニック)に配属されました。未経験での入職でしたので、とても不安を感じていたことを覚えています。そんななか、担当した患者様から「丁寧に対応してくれてありがとう」とお言葉をいただいたことがありました。「未熟だとしても、自分にできることをしよう」という気持ちで仕事に取り組んでいたので、その気持ちが報われたように感じたのと、自分がお役に立てたことが本当に嬉しく、これからも医療事務スタッフとして頑張りたいと思えた出来事でした。その後、自賠責保険に関わるレセプト請求業務の習得をしたり、2年目になってから後輩指導を担当したりと、医療事務スタッフとしての経験を積んでいきました。
5年目で草牟田クリニックのリーダーを任されました。月毎に全体のスケジュールや医事課スタッフの役割を考え、シフトに反映させる業務を行い始めました。新型コロナウイルスが流行し始めた時期でしたので、入館制限や感染対策に医事課スタッフから人員を何名割く必要があるのか、他部署の方々と調整する業務も任されました。他部署との調整は初めてのことで、プレッシャーもありましたが、リーダーとして物事を考え、判断し、それを他部署と共有するスキルを磨くことができたと思います。
配属先の草牟田クリニックが与次郎米盛クリニックとして与次郎へ移転し、開院日と同日に副主任へ昇進しました。当初は、私が昇進する前から一緒に勤務してきたスタッフに役職者としてどのように接したら良いのか、距離感に悩むことも多かったです。ですが、上司や同じ立場である他施設の副主任が相談に乗ってくれ、私が不安を感じているときは「大丈夫!」と心強い励ましの言葉をかけてくださったので、徐々に自信をもって周りのスタッフに接することができるようになりました。周りからのあたたかいサポートがあるので、一人で抱えることなく、安心してマネジメントの経験を積むことができる環境だと思います。
スタッフがやりがいをもって働ける環境をつくっていきたいです。医療事務は一度知識を身につければ終わりではなく、診療報酬も定期的に改定されるので、その都度、知識を更新していく必要があります。学ぶことに大変さを感じることももちろんありますが、自分自身の知識が増えることはやりがいにもなると思います。プライベートとメリハリつけて働くことでリフレッシュしてもらいながら、やりがいをもって学び続けられる環境をつくることが目標です。また、これまで「患者様優先」を心がけて勤務してきました。目の前の業務をしつつも、患者様に目を配り、声をかけるべき場面であれば患者様の元に向かうことは今後も大切にしながら働いていきたいです。
