RESIDENT

研修医・専攻医

米盛病院について

数字から紐解く米盛病院

各種実績(病院移転した2014年度との比較)

※各診療科の手術実績や平均在院日数などは米盛病院のホームページをご覧ください。

医療圏の現状とこれから

米盛病院は鹿児島県の「鹿児島医療圏」にあります。人口は約67万人(県のおよそ4割)、人口に占める生産年齢人口率は60%、高齢化率は25%(全国平均26%)です。
人口10万人あたりの病床数(鹿児島医療圏:2,052床、全国平均1,216床)と医師数(鹿児島医療圏:367名、全国平均246名)は、いずれも全国平均を上回っていますが、2030年頃以降の医療需要予測指数は全国平均より高く、将来の鹿児島医療圏の医療を支える医師を必要としています。
参考WEB「地域医療情報システム(日本医師会)2020/10/29」http://jmap.jp/

歴史から紐解く

価値ある存在であり続けるために ~米盛病院のスピリット~

米盛病院は1969年、国道3号線にほど近い鹿児島市草牟田で整形外科医院として開院しました。以降、交通外傷をはじめとした急性期から慢性期まで、地域に根ざした医療を提供しています。
患者さんの命を救うこと、社会復帰へ繋げることは医療機関の命題です。しかし、鹿児島県は錦江湾を挟んだ2つの半島と離島を有しており、医療資源が集中している鹿児島市への陸路搬送には時間がかかります。
当院は、高度急性期病院へ一秒でも早く搬送する手段(プレホスピタル体制の構築)と高い専門性が必要であると考え、それを叶える病院になるべく大きく舵をきりました。

50年という歴史のなかにおいて、この10年はまさに「激動の10年」。2012年にドクターカーの運行を開始、翌年に救急科を設立。2014年に同市与次郎の地へ病院移転を果たし、民間医療用ヘリ(ドクターヘリ補完ヘリ)の運航をスタート。その後も脳神経外科医や心臓血管外科医、循環器内科医を招聘し、現在では、重症外傷や急性心筋梗塞、脳卒中などの救急搬送を受け入れる病院となりました。

時代は絶えず変化しており、現状に満足すれば取り残されてしまいます。日本の病院経営は再編と淘汰の時代に入りました。医療法人の3割以上が赤字経営といわれるなか、生き残るために大切なことは、地域のニーズを見誤らず「価値ある存在」であり続けることです。医療に限らず、地域・社会へどのようにお役に立つか、その貢献度こそ病院の真価と考えます。米盛病院は「常に未完成」であることを認識し、より良い明日を築くための努力を惜しみません。

社会情勢の変化が著しいこの時代、初期研修、専門研修に臨まれる皆さまには、未来の日本を支える医師として大きく羽ばたいていただきたいと思います。その一助となれるよう、スタッフ一丸となりサポートして参ります。

1969年(昭和44年)開院
1982年(昭和57年)新館竣工
2014年(平成26年)新築移転

一秒を救う。一生につなぐ。

米盛病院の特徴のひとつはハード環境の充実です。開院以来、積極的に先端機器や新しい手技を取り入れ、絶えず研鑽を積んできました。

2014年の病院移転では、全国的にも珍しい「ハイブリッドER」やナビゲーション手術に対応した「ハイブリッドOR」、格納庫と給油設備を備えたヘリポート、全室個室のICUなどを導入。無理・無駄のない動線上に配置しました。

その一方、実は移転後もたびたび改築を行っています。それは、より地域のニーズに応えるべく診療科を拡大したり、医師が実現したい医療を叶えるために機器を導入したりと常に前進しているから。

患者様の一秒をあらそう命をまもり、一生につながる笑顔もまもることに、大都市も地方都市も差はありません。
成長過程にある民間病院だからこそ、チャレンジできる環境があります。研修中にやりたいことがあればそれを果たすチャンスをたくさん提供したいと思っています。ぜひ一度見学にお越しいただき、ご自身の目で当院をご覧になってください。お待ちしております。

【改築の例】 2018年に回復期専用の西病棟(200床)を増築、また同年3台目の血管造影装置を導入。2019年にロボティックアーム手術支援システムMako(メイコー)を導入。このほかにも外来増築など、当院の診療は拡大傾向にあります(ハード環境についてはこちらからご覧ください)

ハイブリッドER
民間救急ヘリ・ヘリポート
Mako(メイコー)

現場の医師の声

どんな病院だと思いますか? ~研修医&若手医師ver.~

  • 米盛病院を選んだ理由は、採用枠が少ない分一人一人の先生がしっかり私を見てくれて、間違ったところも良いところもきちんと伝えてくれる、行き届いた目線があると思ったからです。救急科の先生方とは毎日一緒にいるので、なんだか家族のようです。駆け出しの専攻医にも一人の医師として接してくださるし、医師として育てようとしてくださっていると感じています。(救急科専攻医)

  • 研修医時代から救急を中心に研鑽を積んできましたが、ちょうど外傷に興味を持ち始めた頃に、当院救急科の先生に声をかけていただきました。当時、当院は新病院に移転し、外傷をメインにした救急に取り組んでいこうとしていた時期でしたので、勉強と経験を重ねるのにぴったりの病院でした。(整形外科専攻医)

  • 当院はオン・オフの切り替えがはっきりした病院だと思います。学んだことを振り返る時間や身体を休める時間がしっかりとれるのはありがたいことですね。実は、研修中に妻の出産に立ち会うことができました。指導医の先生から「手術があるときは代わるから」と声をかけていただき、出産日とその翌日、退院日にお休みを頂くことができました。とても感謝しています。(整形外科後期研修修了医)

  • 当院はまさしく「外傷の総合病院」です。鹿児島市内の救急搬送における整形外科疾患の4割程が来ますから、症例数は圧倒的で、とにかく成長のチャンスが多いです。これだけの数をこなせるのは、麻酔科の対応が丁寧なうえに素早く、6~7列まで対応できることもありますが、どの科の医師も看護師も技師も、それ以外のコ・メディカルも、患者様のために率先して動いていることが大きい要因だと感じています。(若手整形外科医)

どんな病院だと思いますか? ~ベテラン医師ver.~

  • 診療に携わるチャンスが多く、若くて学ぶ意欲にあふれる整形外科の先生方にとってはとても良い環境です。さらに、手術の機材や設備といったハード面も充実しているので、先端医療にも触れたいという先生は多分飽きない病院です(笑)(整形外科医)

  • 当院の救急科には、ハイブリッドERをはじめ、最高クラスの医療機器・設備が整っています。ヘリポートからERまでの動線もよく考えられていて、目標到達時間は3分。おそらくこれは世界最速です。ハード面だけでなく、救命に対して熱い想いを持った医師や多職種のスタッフも揃っており、まさに病院コンセプトを実現できる環境がここにはあると思っています。 (救急医)

  • やりたいことがある人、夢がある人はぜひ当院の門を叩いてください。理事長は、あなたのその情熱や確固たる信念にきっと応えてくださると思います。私に関して言えば、本当にハッピーでノーストレス。大変理想的な仕事ができています。確かに忙しい日々ですが、患者様が「治療して良かった!」と笑顔を見せてくれるので、苦にならないですし、満足感も得られています。(循環器内科医)
資料請求・施設見学資料請求・施設見学