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2020.04.07(最終更新日:2020.05.28) Dr.畑の 焼酎入門

第6回 焼酎前割りはなぜうまい?

 皆様、こんにちは。米盛病院 外科部長の畑です。焼酎マイスターDr.畑の焼酎入門も6回目になりました。
 春ですねぇ。奈良から単身赴任している私は、鹿児島の春の訪れの早さにいつも驚かされます。1月上旬に指宿をドライブした時には、菜の花畑の美しさに感動しました。また、1月下旬の大寒の日に霧島の天降川上流を散歩した時には、川沿いの水たまり(甌おうけつ穴)にオタマジャクシがいっぱい泳いでいて…。鹿児島は私にとって本当に驚きにあふれたところです。
 さて、今回のテーマは「焼酎前割りはなぜうまい?」です。皆さんは「前割り」をご存じでしょうか? 焼酎を実際に飲む日の1日〜数日前に前もって水で割っておくことを意味するのですが、一晩以上寝かせることで、焼酎がまろやかで飲みやすくなると言うのです。果たしてそんなことが本当にあるのでしょうか?誰に理由を尋ねても、「焼酎と水が馴染むから」などという意味の分からない答えしか返ってきません。「そんな馬鹿げた話があるものか!」「きっとアルコールが蒸発しているに違いない!」と思い、私は実際に実験してみることにしました。
 空のペットボトルに焼酎と水をきっちり1:1の比率で入れておき、アルコールが蒸発しないようにぎゅっと蓋を閉めて、2日間放置。そして3日目、ペットボトルの前割り焼酎とその場で1:1に割った焼酎を同じ形のグラスに入れて、電子レンジでそれぞれ同じ時間温めて、飲み比べてみたのです。するとどうでしょう!?本当に前割り焼酎の方が、圧倒的にまろやかで美味しくなっているのです。百聞は一見にしかず! 驚きでした。しかし、なぜ美味しくなるのでしょうか?
 これは、長い間私にとって疑問でした。この疑問に答えてくれたのが、焼酎マイスター養成コースだったのです。さすが、鹿児島大学焼酎発酵学の先生! 私の疑問に明確に答えてくださいました。 さて、その理由とは「アルコール分子の水酸基(-OH)の周りを、電気的極性を持つ水分子(H2O)が、『水素結合』の力で取り巻くから」だそうです。
 ちょっと難しいですねぇ。まぁ、難しい理屈はさておき、焼酎サーバーに入れて前割りし、黒くろじょか千代香で温めて飲むなんて、最高じゃありませんか? ただ、前割りするときはできれば割水にもこだわってくださいね。

次号は「減圧蒸留って知っていますか?」です。お楽しみに!

焼酎マイスター Dr.畑 

米盛病院 外科部長 畑 倫明

焼酎と温泉をこよなく愛する外科部長。追求心が強すぎて、好きなだけでは飽き足らず、「温泉ソムリエマスター」に続き、このたび「焼酎マイスター」「焼酎唎酒師」も取得!

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