2021.03.26(最終更新日:2021.04.19)
食べ物でカラダ元気 エイ・エイ・ヨー①|米盛病院 栄養課 監修
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監修:米盛病院 栄養課 大樂 美由紀
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生活習慣の積み重ねが原因とされる“生活習慣病”。
予防のためには、食生活の見直しが大切。
当コーナーでは、普段から意識していただきたい食生活について米盛病院の管理栄養士がご紹介します♪
生活習慣病とは…
脳卒中・がん・心臓病・糖尿病・高血圧など、生活習慣が原因で起こる疾患の総称
生活習慣病予防のための食事のリズム ―3つのポイント―
朝食が基本
\答え/ ③脳 
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(図:1 日の食事回数による血糖値変動の違い)
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脳の重量は体重の約2%ですが、脳がうまく機能するためには、1 日分のエネルギーの18 ~20%が必要。安静にしていても、約100 ~120g/ 日のブドウ糖を消費します。これは、角砂糖(4g/ 個)に換算すると、25 ~30 個にもなります。
ところが、肝臓に蓄えられるブドウ糖は12 時間程度しかもちません。そのため、朝食を欠食すると脳のエネルギーが不足し、集中力低下やイライラの原因になります。
食事をとらない時間が長いほど、血糖値が上昇しやすくなります。急激な血糖値上昇は、脂肪をため込み、肥満に繋がりやすくなります。 また、朝食をとることで胃の中に食べ物が入り、腸が活発に動き出して排便リズムが整います。
朝食の習慣は、太りにくい体づくりへの第一歩
便秘の予防にも
夕食を摂るタイミング
朝食から12 時間以内に夕食をとるのが理想的。肥満の方は、体重の減少や睡眠の改善が特に見られたという結果があります。
夕食が遅くなる場合は、理想的な夕食の時間に主食(おにぎり・パン等)を食べ、帰宅後に主菜・副菜を軽めに食べましょう。太りにくい習慣としておすすめです。
体内時計を整えよう
食事量の比率
食事量の比率は、「朝4:昼3:夕3」がより良いとされます。
体内時計の働きにより、私たちの体は、夕食の時間帯に食べたものを脂肪として蓄えるようになります。そのため、夕食の量が多いと太りやすくなります。
1 日の始まりに朝食をしっかり食べて、夕食は軽めに