2023.03.17(最終更新日:2023.05.02)
りん先生の食養生&薬膳レシピ |vol.6乾姜入り 野菜たっぷりミネストローネ
米盛病院 内科医 りん先生が、簡単で美味しい食養生&薬膳レシピをご紹介します。
ぜひお試しください♪
薬膳とは…?
今の体調や季節に応じて、それぞれの食材が持つ特性や効能を生かし、バランスよく選び組み合わせる食事のことです。
私たちの体は、毎日食べるもので作られています。病気を予防し、健康的な日々を過ごすために、まずは自分の体と向き合い、『今、何を食べるべきか』を考えながら日々の食事を整えていきましょう。
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米盛病院 内科医 りん先生
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『食養生(=食事によって体調を整え、体質改善をすること)』の観点から、食事指導も行っています。
些細なことでも、お悩みの症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
乾姜(かんきょう)入り 野菜たっぷりミネストローネ

こんなときにおすすめ!:冷え・胃腸の疲れ

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トマトベースではなく、コンソメのみで仕上げることで、野菜の旨味を存分に楽しめるミネストローネに。
煮込むときには、体を芯からポカポカと温めてくれる乾姜を入れて、冬の間に体の中に溜まった「冷え」を吹き飛ばしましょう︕
材料(4人分)
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料理協力 一冨士フードサービス株式会社
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栄養MEMO① (1人分)
- エネルギー 95kcal
- たんぱく質 2.4g
- 糖質 14.9g
- 塩分 1.1g
材料 | 分量 |
ミニトマト | 3~4個 |
玉ねぎ | 1/2個 |
マッシュルーム | 3~4個 |
かぶ | 1/2個 |
じゃがいも | 小1個 |
人参 | 1/2本 |
白菜 | 1/8個 |
ニンニク | 1~2片 |
乾姜 | 1~2枚 |
水 | 600cc |
オリーブオイル | 適量 |
無添加コンソメ(顆粒) | 適量 |
塩 | 適量 |
乾燥パセリ | お好みで |
作り方(調理時間:約25分)
- ミニトマトは1/4にカット。玉ねぎ、マッシュルーム、かぶ、じゃがいも、人参、白菜を1cmの角切りにする。
- 鍋にオリーブオイルを入れ、最初に玉ねぎをしんなりするまで炒め、次に人参、マッシュルーム、白菜を炒める。
- 全体に油が回ったら、水とミニトマト、かぶ、じゃがいも、にんにく、乾姜を加え、10~15分ほど弱火で煮込む。
- 野菜が柔らかくなったら、乾姜を取り出し、コンソメと塩で味を整える。仕上げに乾燥パセリをひとつまみふりかけて完成。
自分で作れる!乾姜の作り方
- 生姜を皮付きのままよく洗い、輪切りにする。
- 耐熱皿に重ならないように並べ、600Wの電子レンジで2分ほど加熱。焦げに注意しながら完全に乾燥するまで1分ずつ加熱を繰り返す。
【米盛病院 栄養課 監修】栄養MEMO② “乾姜”

乾姜とは、乾燥させた生姜のことです。胃腸を温める効果が生の生姜よりも強く、冷えからくる痛みや吐き気などを和らげます。食欲や新陳代謝を高めるのにも効果的。冷え症に効果がある漢方薬にもよく使われています。
米盛病院 広報課スタッフのごちそうさまコメント
乾姜は、冷え性に効果がある漢方薬にも使用されているそうです。体の中からポカポカと温まり、乾姜のパワーを感じました。野菜の旨みが溶け出し、身も心も温まる一品です♪

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