2024.01.22(最終更新日:2024.03.12)
日置市消防本部 消防署 吉村 あかりさん
地域の安全を守るために奮闘する若手消防士の方々。
米盛病院の広報課スタッフが、鹿児島県内の輝くルーキーズにせまります。
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今回のルーキー
日置市消防本部 消防署吉村 あかりさん
女性消防士という強みを現場でも活かしていきたい
地元消防団で活動する祖父たっての願いで消防士に
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日置市消防本部消防署に勤務する吉村あかりさんは入職1年目の20歳。幼い頃からサッカーに取り組み、高校は県外の強豪校に進学するほどの実力。高校卒業後、競技を続けるため大学に進学するも、1年生の時、地元の消防団で活動する祖父のたっての願いで消防士の採用試験を受けて合格。大学でサッカーを続けたい気持ちも強かったが、3年後に再び合格する保証はない。悩んだ末の答えは消防士。「女性隊員がおらず、チャレンジするつもりで消防士を選びました」と当時を振り返る。
女性消防士という強みを活かす為に
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11月から救急車で現場へ出動できるようになるなど、仕事の幅もどんどん増えてきた。また、「覚えることが多く大変ですが、将来は救急救命士の資格を取りたいです」と目標もできた。今後は女性という強みを現場でも活かしていきたいという。「例えば、救急要請の対象が女性の場合、現場で処置などをする際は先輩方より自分の方がいいケースが必ずあると思う。そのために日々の訓練や経験を重ねていきたい」と前を向く。
入職当初に出動した建物火災の際、てきぱきと消火活動を行う先輩方とは対照的に、自身は緊張のあまり何もできなかった。その経験から「日頃から会話をしながら、先輩や隊長の考えていることを予測して動くことの大切さを学びました」。
勤務する消防署の雰囲気
唯一の女性職員ということで、先輩方は今のところまだ優しいそうだが、「今後慣れてくると指導も厳しくなっていきそうですね」と笑う。
消防職員を志す方々へ
「部活がない日や大学の空きコマ時間に過去問や参考書を使って勉強していました」
上司からのコメント
笑顔の絶えない新人さんです。今後も、笑顔と心遣いのできる消防士になってください。
日置市消防本部 消防署
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1隊16名の2交代制で勤務する。
緊急車両は、水槽付き消防ポンプ自動車2台、指揮車1台、救助工作車1台、高規格救急自動車2台、資機材搬送車1台、査察広報車1台などを運用。
同署の令和4年の救急出動件数は2,530件。
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米盛病院 広報課スタッフ取材メモ
「先輩方が非番の日とかに自主訓練でロープレスキューをやっていて楽しいと聞いていますので、自分の役にも立つのでやってみないなと思っています。」と笑顔で話しました。