2023.01.12（最終更新日：2023.03.10）地域のドクターのご紹介

医療法人春風会田上記念病院

米盛病院では、鹿児島県内のさまざまな医療機関と地域ネットワークを結び、患者様の診療にあたっています。
当コーナーでは、日頃お世話になっている米盛病院の連携先医療機関の皆様をご紹介しています。

「すべての人に明るい未来を。」を理念に、患者さまの在宅復帰を全力サポート

鹿児島市西別府町にある医療法人春風会「田上記念病院」の理事長・中村浩一郎先生にお話を伺いました。

安心してご紹介ください

理事長・中村浩一郎先生

当院は回復期リハビリテーション・地域包括ケア・医療療養の各病棟からなり、米盛病院をはじめとした急性期病院を中心に、多くの医療機関から患者さまを受け入れています。

消化器内科や循環器内科、脳神経外科・内科、心療内科など全身を診られる体制を整えているのが特徴で、ある程度の臓器診断・診察能力をもって患者さんに対応しています。

脳血管疾患リハビリに注力

若くて熱意あふれるリハビリスタッフのみなさん: 私が東京大学病院から帰鹿し当院に着任した際、リハビリセラピストが15名ほど在籍していました。
そのうち言語聴覚士が約5名おり、他の慢性期病院と比較してもその比率が高いという強みをいかすために脳血管疾患リハビリテーションに注力し、取り組みに共感する若い看護師や理学療法士が集まるようになりました。

慢性期において医師以外のスタッフの力は重要で、欠かすことができません。患者さんがリハビリテーションで日々回復していく姿に笑顔を浮かべる彼らをとても頼もしく感じています。

「在宅復帰」目指した環境整備

新型リハビリ歩行ロボット。理学療法士の平田晃士さんは「アシスト機能がついており、転倒の心配がない。連続歩行距離が実際歩くよりも伸びるので、患者さまは十分な自己達成感を味わえます」とその感想を話します

理念は「すべての人に明るい未来を」。
当院に入院される方のその後の人生をハッピーにするために、最大限の努力をしています。そのために最近では新型のリハビリ歩行ロボットや、高次脳機能障害を残した脳血管障害患者さまなどの運転復帰をサポートするドライビングシミュレータといった先進的なシステムの導入にも取り組んでいます。

また、そのような新しい取り組みを学会で発表したり、さまざまな研究会で取り組んできた内容を報告したりと、スタッフがソフト面においても高いアクティビティを発揮してくれているのもうれしいですね。そのおかげで、在宅復帰率が100％になる月も少なくありません。

家に帰るまでのもうワンクッションが必要な患者さまのお役に立てるかと思いますので、お気軽にご相談ください。