SmaHapi(スマハピ)まわりの人たちの笑顔のために。緑泉会Webマガジン。

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2020.10.01 医療のお話

MICS MVP(低侵襲僧帽弁形成術)を実施しました。

米盛病院ハートチームが、僧帽弁閉鎖不全症の患者様に低侵襲僧帽弁形成術(MICS MVP / Minimally Invasive Cardiac Surgery Mitral Valvuloplasty)を実施しました。

心臓に対する低侵襲手術のことをMICS(ミックス)といいます。従来の心臓手術は胸骨正中切開アプローチ(胸の真ん中を30cmほど切開し、胸骨という骨を縦に真っ二つにして心臓に到達する方法)で行われますが、MICSの場合は胸の横側に8cm程度の皮膚切開をおき、肋骨の隙間から骨を切らずに心臓に到達して手術をします。そのため、回復が早く退院後は基本的に生活に関する制限はありません。心臓血管外科医療の技術と手術器械の進歩によって可能となった新しい術式です。

MICSは大部分の心臓手術に適応できますが、なかには体型や心臓の状態などから適用できない患者様もおられます。手術前に詳細な検査、綿密なプランニングを行うことで、従来の手術に比べて手術の質を全く低下させることなく実施することができるのがMICSです。

今回手術を受けられた患者様は、手術翌日には歩行を始められ、手術から7日後には退院可能な状態にまで回復されました。早期社会復帰のためMICSを希望され、とても良い結果になりました。退院時に患者様の笑顔を見られた瞬間は、米盛病院ハートチームにとって忘れられない最高の時間となりました。これからも沢山の笑顔に触れて、私達もますます笑顔になれたらいいなと思っています。

弊院では、MICSによる心臓に対する冠動脈バイパス術、弁置換術、弁形成術を行っています。新型コロナウィルスの影響により、病院受診を控える方もいらっしゃると思いますが、それによって心疾患の治療が手遅れになることが心配です。当院は電話での問い合わせが可能です。胸が痛い、胸が苦しい、脈が飛ぶなど、いつもと違う気になることがあれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。

末筆ではございますが、新しいことを始めるにあたってご協力いただきました関係各社、そして弊院のハートチームスタッフ、何より我々を信じて手術に望んでくださった患者様、全ての方に心より御礼申し上げます。

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