SmaHapi(スマハピ)まわりの人たちの笑顔のために。緑泉会Webマガジン。

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2019.05.09 地域のドクターのご紹介

医療法人ナカノ会在宅緩和ケア充実診療所 ナカノ在宅医療クリニック

「ケア」志向の在宅医療で患者さんの人生を支援する

サービス付き介護住宅、訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所が一体となった「ナカノ在宅医療クリニック」を運営する中野一司先生に、施設の方針やその取り組みなどについて伺いました。

 

ナカノ在宅医療クリニックについて

 私自身が最後まで受けたいと思える医療システムの構築を目指し、1999年9月に開業しました。以来、多くの医療機関、介護施設と連携しながら、鹿児島市内の在宅患者さんに24時間、365日の医療体制で対応しています。
 私たちは、病院など治療する場で行われる医療を「キュア」志向の医療、生活する場で行われる医療を「ケア」志向の医療、と定義づけています。在宅医療は「ケア」にあたりますが、患者さんやご家族のお話をお伺いしながら、患者さんご自身が病気を受け入れ、最後まで人間らしく、明るく生活を送っていただくためのお手伝いをすることが、在宅医療の本質だと考えています。


朝礼の様子。患者情報をメーリングリストで共有し、
全員で治療スケジュール等の確認を行う

在宅医療の目的は、看取りではない

 在宅医療では「自宅で最期を迎えたい」という患者さんがほとんどです。私の本でも書かせていただきましたが、患者さんは“家で死にたい”のではなく、死ぬまで“家で生きたい”のだと思っています。そして看取りとは、患者さんが最期まで家で生きることを支援した“結果”である、ということを皆さんにお伝えしておきたい。私見ですが、余命を知ることは大事なことだと思います。余命を意識することでやりたいこと、やり残したことが明確になり、生きる目標ができますし、目標に向かって努力することが生を感じることにつながると信じています。

在宅医療を通じて感じること

 患者さんの数だけ人生のドラマがあり、その現場に立ち会わせていただいていることに幸せを感じています。そして、自分は最期を迎えるまでに何ができるかを患者さんと一緒に考えることによって、生きるエネルギーをもらっています。これからも「マラソンのようにゴールを意識しながら、難しく考えずに楽しく生きましょう」という思いを、一人でも多くの患者さんに伝えられればと思っています。


中野先生の著書 「在宅医療が日本を変える」 「続・在宅医療が日本を変える」
ナカノ在宅医療クリニック、アマゾンで発売中!
医療法人ナカノ会/各1,200円(税抜)

 

医療法人ナカノ会 在宅緩和ケア充実診療所 ナカノ在宅医療クリニック

〒890-0008 鹿児島市伊敷3丁目14番8号 
☎ 099-218-3300 診療時間/8:30~17:30 
※外来診療は水曜日(予約制)
ホームページ http://nakanozaitaku.jp/

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