SmaHapi(スマハピ)まわりの人たちの笑顔のために。緑泉会Webマガジン。

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2020.08.19 医療のお話

MICS OPCAB(低侵襲オフポンプ冠動脈バイパス手術)を実施しました。

米盛病院ハートチームが、狭心症の患者様に低侵襲オフポンプ冠動脈バイパス手術(MICS OPCAB / Minimally Invasive Cardiac Surgery Off Pump Coronary Arterial Bypass grafting)を実施しました。

心臓に対する低侵襲手術のことをMICS(ミックス)といいます。従来の心臓手術は胸骨正中切開アプローチ(胸の真ん中を30cmほど切開し、胸骨という骨を縦に真っ二つにして心臓に到達する方法)で行われますが、MICSの場合は胸の横側に10cm程度の皮膚切開をおき、肋骨の隙間から骨を切らずに心臓に到達して手術をします。そのため、回復が早く退院後は基本的に生活に関する制限はありません。心臓血管外科医療の技術と手術器械の進歩によって可能となった新しい術式です。

MICSは大部分の心臓手術に適応できますが、なかには体型や心臓の状態などから適用できない患者様もおられます。手術前に詳細な検査、綿密なプランニングを行うことで、従来の手術に比べて手術の質を全く低下させることなく実施することができるのがMICSです。

今回手術を受けられた患者様は、手術から7日後に退院されました。退院から3日後には職場復帰をされる予定と伺っています。早期職場復帰のためMICSを希望され、私達スタッフも数ヶ月の準備期間をかけて臨みましたが、とても良い結果となりました。退院時にほっとされた患者様の笑顔を見られた瞬間は、米盛病院ハートチームにとって忘れられない最高の時間となりました。これからも沢山の笑顔に触れて、私達もますます笑顔になれたらいいなと思っています。

弊院では、MICSによる心臓に対する冠動脈バイパス術、弁置換術、弁形成術を行っています。新型コロナウィルスの影響により、病院受診を控える方もいらっしゃると思いますが、それによって心疾患の治療が手遅れになることが心配です。当院は電話での問い合わせが可能です。胸が痛い、胸が苦しい、脈が飛ぶなど、いつもと違う気になることがあれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。

末筆ではございますが、本手術に際しご指導いただきました、社会医療法人友愛会 友愛医療センター心臓血管外科の菊地 慶太先生に心から厚く御礼申し上げます。また、新しいことを始めるにあたってご協力いただきました関係各社、そして弊院のハートチームスタッフ、何より我々を信じて手術に望んでくださった患者様、全ての方に心より御礼申し上げます。

お問い合わせ先

米盛病院 地域連携相談室まで  電話 099-230-0100(代表)

 

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