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2019.03.26 医療のお話

肺炎はかぜと間違いやすい!?

肺炎とは、主に細菌やウイルスが肺に感染して炎症を起こす病気のことで、悪性新生物、心疾患に続いて日本人の死亡数第3位の病気です。冬はかぜやインフルエンザをこじらせて起こることがあります。高齢者は特にかかりやすいので注意しましょう!

 

肺炎とは? 

 肺炎とは、主に病気を起こす病原微生物(細菌やウイルスなど)が肺に入り感染し、炎症を起こしている状態のことです。
 病原微生物の多くは空気と一緒に身体の中に入りますが、鼻やのどの粘膜・咳など、様々な仕組みで外へ追い出そうとします。しかし、病気やストレスなどのために免疫力が落ちている時などは、肺にまで入り込み肺炎になってしまいます。

 

肺炎の種類 

 病原微生物に起因する肺炎は、原因となる微生物により分けられますが、多くは細菌が原因です。

①細菌性肺炎

一般的な細菌(肺炎球菌、インフルエンザ菌)など。
※肺炎の中でも、マイコプラズマ、クラミジアなどの一般の細菌とはタイプの異なる細菌によるものを、非定型肺炎と呼びます。

②ウイルス性肺炎

インフルエンザウイルス、麻疹ウイルスなど。

 

「かぜ」とは違う? 

 肺炎の主な症状は、咳・発熱など、かぜの症状と似ているため、「風邪をこじらせたもの」と思われがちですが、肺炎とかぜは違う病気です。
 確かに、肺炎はかぜやインフルエンザをこじらせて、発症することもありますが、これはかぜやインフルエンザで炎症を起こした気道の防御機能が弱まり、そこに別の菌が感染した「2次感染」に起因しています。
 「かぜだと思っていたら肺炎になっていた」ということが無い様に、症状が長引く時はすぐに医療機関を受診しましょう。

 

検査・治療法 

 肺炎であるかどうかを検査するには、病院で画像検査(レントゲン撮影、CT撮影など)や血液検査を行ったり、原因となっている病原生微生物を検査したりします。
 またその治療法は、肺炎の原因となる病原微生物を死滅させる抗菌薬(注射薬や経口抗菌薬)が中心です。ご自宅で療養される際は、温かくして安静にし、脱水を防ぐために水分補給をこまめに取りましょう。

 

高齢者に多い「誤嚥性肺炎」 

 高齢になると食べ物や唾液を飲み込む機能が低下し、食道から胃へ送られるものが誤って気管に入ってしまう「誤嚥」を起こすことがあります。このとき、唾液や胃液とともに細菌が肺に入り込んでしまうことにより発症するのが「誤嚥性肺炎」です。
 また、加齢とともに飲み込む力が弱くなり、食事のときだけでなく、眠っている間に口腔内の分泌物などを誤嚥する可能性があります。60代以降になると入院をともなう肺炎の半数以上が誤嚥性肺炎だといわれています。違和感がある時は、早めに受診するようにしましょう。

 

【参考】
厚生労働省『2014年人口動態統計年間の推移』
アステラス製薬()『なるほど病気ガイド』
ファイザー()『おとなの肺炎球菌感染症.jp

 

 

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