以前は飲食店で勤務をしていましたが、「身につけた接遇が活かせる、人と関わる仕事」で、「これまで経験したことない仕事」をしたいと思い、介護の道を選びました。
当時、米盛病院へ就職を決めた理由は、スタッフ数が多い病院のため、多くの人から介護を学べる環境なのではないかと思ったからです。実際に、看護補助者のスタッフだけでなく、看護師やリハビリなどのさまざまな職種のスタッフから、手厚く介護技術や医療知識を教えていただけたため、希望していた環境で仕事をすることができました。
介護の仕事を始めるにあたり、将来的には介護のプロフェッショナルになりたいと考えていたため、入職後は介護福祉士を目指して、まず初任者研修・実務者研修を受講しました。休日を利用して研修を受講していたため、介護漬けの毎日となりましたが、新しいことが学べ、仕事に生かせる知識や技術を身につけられる日々はとても楽しかったです。
また、研修修了後に取り組んだ介護福祉士の国家試験に向けた勉強については、同僚の介護福祉士からアドバイスをもらいながら勉強を進めることができたため、とても心強かったです。自分でスケジュールを管理して、仕事と勉強を両立させることに不安もありましたが、無事に介護福祉士の資格を取得できた時はとても嬉しく、達成感でいっぱいになりました。
介護福祉士の資格取得後に感じた1番の変化は、仕事をするうえで自分の視野が広がったことです。これまでは今やるべき患者さんの介護と向き合う日々でしたが、患者さんが退院した後のことについても考えるようになりました。
患者さんのQOLは退院後に受けるサービスによって大きく変わります。患者さんにとって本当に必要なサービスはどのようなものなのか考えているうちに、ケアマネージャー(介護支援専門員)の仕事にも興味を持つようになりました。
ケアマネージャーを目指すにしても、介護福祉士として働き続けるにしても、まずは病院以外の場所でも経験を積んでみたいと思い、2022年6月にグループ施設であるまろにえ介護老人保健施設に異動させていただくこととなりました。
新型コロナウイルスの感染拡大により、利用者さんとの関わり方はもちろん、これまで定期的に実施していた外出イベントやご家族や地域の方を招いた行事等も控えざるを得ない状況が続き、介護福祉士として働くなかでやるせない気持ちがありました。しかし、ようやく日常が戻りつつあります。現在、利用者さんのADL向上につながるレクリエーションや外出イベント等を計画しています。
利用者さんのためにできることは何かを考え、行動する。
今までできなかったことを一つずつ実行に移し、利用者さんと関わる時間をたくさんつくっていきたいです。
看護補助者・介護福祉士向けにさまざまな研修がある、教育システムがしっかり備わっている職場だと感じます。業務で使える知識や技術が身につく研修に参加できることは自身のスキルアップにつながるため、とてもありがたいです。
また、緑泉会という法人は、病院以外にもグループ施設として介護老人保健施設や居宅介護支援事業所もあるため、長く勤めるうえで変化する、自分の興味に合わせた場所で勤務ができる点も魅力だと感じます。



