入職後最初に教えていただいた業務は、当院が開設している「24時間救急相談ダイヤル」の対応です。先輩スタッフとのロールプレイング研修を経て、1人で対応できるようになりました。24時間救急相談ダイヤルでは「病院を受診した方が良いのか」「どの診療科を受診すれば良いのか」などのご相談をいただくことが多いです。緊急度や重症度をどのように判断するのか、どのようなご案内が適切なのか判断に迷うこともありますが、先輩スタッフにすぐに相談できる環境なので安心して相談者へご案内することができています。電話口で「安心した」、「相談して良かった」などのお言葉をいただけたときはうれしい気持ちになります。
私は、24時間救急相談ダイヤルの対応時に相談者が話すなかに緊急性のあるキーワードがないか、相手が一番伝えたいことは何かを聞き取ることに苦手意識があります。適切な対応をご案内するためにも、自分のノートに緊急度が高い場合はどのような症状がでるのか、そういった症状がでているときは何を聞かなければならないのかをまとめたり、先輩方の対応を見て学んだりしています。また、当部署では法改正によって救急救命士が行うことができる処置の範囲が拡大されたことに伴い、個人の知識・技術力のアップに取り組んでいます。私も資格取得のために研修に参加する予定です。
医師・看護師の診療支援やドクターカー運行、施設間搬送など、院内外で救急救命士が活躍できる場面が多くあり、スキルアップできる環境が整っている、恵まれた職場です。一緒に働いている現場経験の豊富な医師や、看護師などからアドバイスや知識の共有をしていただくことも多いので、幅広い医療知識を得ることができますし、定期的に実習や講習会、勉強会などが開催されるので、技術の向上や資格の取得をすることができます。職場の雰囲気も和気あいあいとしており、働きやすい環境です。