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救急救命士
部署紹介
救急調整室は、救急救命士が所属する独立した専門部署として、2014年9月の新病院移転時に開設されました。現在、15名を超える救急救命士が在籍しており、常時2名以上で24時間365日対応しています。院内外にかかわらず知識と技術を存分に発揮できるよう、救急救命士業務の構築を行っているだけでなく、将来的に病院管理者を目指せるようなキャリアパスを構築するといった、全国に先駆けた取り組みを行っています。
主な業務内容は、救急車受け入れ要請(ホットライン)やドクターカー出動などの救急要請の対応・転院搬送の運行業務・ERでの診療補助・ドクターカーや民間救急ヘリが現場に出動した際の情報収集などです。
そして当室の最大の特徴は、一般市民からの救急相談窓口として24時間救急相談ダイヤル(#7099)を設置し、年間約15,000件の救急相談ダイヤルに対応しているところです。夜間・休日の救急受診の相談が主となりますが、当院またはその他の医療機関への受診案内だけでなく、相談者の緊急度・重症度を判断し、状態によっては119番通報を促すなどの電話トリアージも行っています。救急車の適正利用の促進を図ることで、地域医療への貢献を目指しています。
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民間救急ヘリ出動件数・ドクターカー出動件数・救急車受け入れ台数の実績はこちら〉〉
米盛病院広報誌「Sma Hapi」2021年9月号(Vol.30)にて 、救急救命士に関する紹介記事が掲載されました。(「Sma Hapi」2021年9月号(Vol.30) はこちら〉〉)
米盛病院広報誌 「Sma Hapi」2023年9月号(Vol.41)にて 、救急救命士に関する紹介記事が掲載されました。(「Sma Hapi」2023年9月号(Vol.41) はこちら〉〉)
業務内容
指令台業務
救急調整室には消防指令台と同様の指令台を導入しています。この指令台には、救急車受け入れ要請(ホットライン)対応・無線対応・24時間救急相談ダイヤル対応・院内内線対応など、救急診療に関わる情報を集約させています。また、指令台の前に設置しているモニタ2台のうち1台にはIP無線から送られる位置情報を表示させており、民間救急ヘリやドクターカーがどの地点にいるのかをリアルタイムに把握することができます。もう1台のモニタには、広域災害救急医療情報システム(EMIS)を表示させており、災害情報を把握することが可能です。
24時間救急相談ダイヤル(#7099)対応
地域医療への貢献の一つとして、全国の行政事業の(#7119)に習い当院独自の24時間救急相談ダイヤル(#7099)を設置しており、怪我や急病時の病院受診の必要性や救急車の必要性を判断し、病院受診や119番通報を促しています。相談者のなかには不必要な119番で病院受診をしようとしている方がいる一方で、緊急性があるのにもかかわらず自家用車で受診しようとしている方が少なくありません。救急車の適正利用に貢献できるよう、不必要な救急要請や重症患者様を見逃さないことが私たちの務めです。
ドクターカー・施設間搬送救急車の運行・管理
ドクターカー出動要請が入った際は、ドクターカーの運行・安全管理を担当し、施設間搬送においては救急救命士のみで搬送を行っています。現在はラピッドレスポンスカー・ハイメディックカー(高規格救急車)・2B型救急車の3台を管理しており、要請内容に応じて運用する車両を判断しています。
安全な走行のために救急救命士全員が緊急走行の安全講習を受講しており、搬送する患者様の病態に合わせた走行技術を身につけています。
ER内補助業務
救急車やヘリから搬送されてくる患者様を受け入れる際は、医師や看護師の診療の準備・ハイブリッドERの準備・院内患者搬送など、その時々のER内の状況に応じて救急診療が円滑に行われるように補助業務を行っています。
救急患者のデータ管理
救急車受け入れ台数・民間救急ヘリ出動件数・ドクターカー出動件数・24時間救急相談ダイヤル対応件数など、救急患者のデータ管理を救急調整室で行っています。これらのデータは法人内全体で共有されています。