ICU 師長
S.Sさん
鹿児島大学 2014年中途入職
My Career

2014年に米盛病院へ中途入職。
入職後は、ICUで重篤患者の看護を学びながら資格取得や研修への参加を経て、念願のフライトナースに。
2016年に主任へ昇進し、2022年にクリティカルケア分野の認定看護師資格を取得。
現在は師長として部署のマネジメントをしながら、クリティカルケア認定看護師として、資格を活かした活動にも注力している。

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入職のきっかけ

2014年の新築移転を機に、救急医療にさらに力を入れるという話を聞き、米盛病院へ中途入職しました。元々救急医療に興味をもっていたため、救急医療用ヘリの導入や最新の設備を備えている点、紹介患者だけでなく救急隊から直接搬送される患者を受け入れている点など、新たな挑戦や経験ができると胸を膨らませていたことを覚えています。

1年目~:ICUでの経験を活かしながら救急医療の最前線へ

入職当時はICUとERが一つの部署になっており、主にICUを担当していました。重篤患者の看護を学びながら資格取得や研修への参加を経て、念願のフライトナースに。その後、組織拡大によりICUとERがそれぞれ別の部署になってからは、ICUに勤務しながらヘリ当番の日はフライトナースとして活動していました。日々の業務で大切にしてきたのは、言われたことを「ただやる」のではなく、「なぜそうするのか?」と自問自答すること。根拠をしっかりと理解することで、自分のやるべきことが明確に分かり、先回りの行動ができるようになりました。救急医療の現場ではとっさの判断を迫られることもあるので、ICUで深く看護について学んできた自身の経験に助けられています。

2年目:主任へ昇進

主任に昇進してからは自分自身のスキルアップだけでなく、部署のマネジメントも役割の一つとなりました。うまくできずに悩むことも多々ありましたが、部署のスタッフや家族の支えがあったからこそ、その苦しさも成長の糧にすることができたと思っています。

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7年目:新たな目標設定

3~6年目は、ERへの異動を経験したり、新型コロナウイルスの感染が拡大したりと、私自身そして当院としても大きな変化がありました。そんななか、新たな目標として掲げたのが、クリティカルケア分野の認定看護師資格の取得です。元々、スペシャリストとして専門分野を極めたいという思いをもっており、どのようにしたらその思いを実現できるかを模索していたタイミングで上司から声がかかり、背中を押していただいたことがきっかけとなりました。資格を取得することで、自身の成長のみならず、看護部ひいては法人への貢献につながるなら、と思い、決意が固まりました。

9年目:クリティカルケア分野の認定看護師資格を取得

資格取得に向けて、まずは入学試験に合格し、約10ヶ月間の研修へ参加後、修了試験に合格する必要があります。試験や研修は全て関西地方での実施でしたが、経済的な心配もなく安心して勉強に励むことができたのは、当院を離れている間も給与の支給があったうえに、入学にかかる費用や授業料、滞在先の家賃などを法人が負担してくれたからです。また、研修期間中は同じ志をもつ全国の看護師との出会いがあり、さまざまな考え方に触れ、とても良い刺激となりました。修了試験に合格し、晴れて2022年にクリティカルケア分野の認定看護師資格を取得することができました。

今後の目標

2024年に昇進し、現在はICUの師長として部署のマネジメントを行いつつ、クリティカルケア認定看護師として資格を活かした活動にも注力しています。研修で得た知識や経験を自部署のメンバーに共有し、部署の底上げを図ったり、他部署への指導を行ったりと、以前より役割が増え忙しい毎日を送っていますが、やりがいもひとしおです。今後は、クリティカルケアのやりがいや楽しさをスタッフにより感じてもらうために、看護について考える機会や成功体験を提供することに尽力しつつ、九州で一番のクリティカルケア認定看護師と言われるような存在になれるよう、この道を極めていきたいです。

※掲載情報は取材当時の情報です
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