NURSE
看護師・准看護師
看護部教育理念
1.知識・技術・感性を磨き、組織の一員として誇りをもって行動できる職員を育成します。
2.社会の変化や医療の進歩に応じた、適切かつ質の高いケアができる職員を育成します。
看護部キャリア開発ラダー
キャリア開発ラダーとは
パトリシア・ベナーの看護論を基に、初心者からエキスパートへと段階を踏んで看護師の臨床看護実践能力を育成し、評価していくツールでのことです。緑泉会では、組織目標の達成と個人の成長を同時に推進し、組織の原動力となるジェネラリストの育成を強化しています。
キャリア開発ラダーのイメージ
キャリア開発ラダーの目的
1.自己の臨床実践能力を高める
2.自己のキャリア開発の目的を明確にする
3.臨床実践能力の適切な動機付けとする
4.現任教育のためのスタッフのニーズを把握する
5.適切な人材配置、活用のための資料とする
e-ラーニング
いつでもどこでも学習できる “e-ラーニング”
様々なレベルがあるので、自分にあったプログラムが選択可能
院内研修
年間スケジュールで定められている研修以外にも以下の研修を実施しています。
集合研修
全職員が参加対象の研修です。
研修名 |
感染対策集合研修・抗菌薬適正使用研修(年2回) |
医療安全集合研修(年2回) |
救急看護関連研修
希望者は以下の研修に参加できます。院内にて定期的に実施しており、医師や救急救命士といったスタッフとともに、救急看護に関する知識・技術向上につなげています。
研修名 | 内容など |
米盛病院HERS研究会(月1回程度) | トラウマコード症例の振り返りや救急科医師による勉強会 |
メディカルラリー部(週1回程度) | シナリオトレーニング |
プレホスピタル検討会(月1回程度) | 民間救急ヘリ・ドクターカー事案や救急車内での活動についての検証 |
その他、研修
研修名 |
BLS研修 |
チームステップス(医療安全推進のためのチームワーク向上)研修 |
上記の他にも知識・技術向上を目的とした勉強会を各部署でも実施しておりますので、経験が浅い方や、苦手な分野がある方もご安心ください。
研修の様子
技術・実践的研修
新人教育支援体制
実地指導者・Eナース(Education Nurse)
新人看護職員が基本的な看護実践能力を獲得するために、新人看護職員の職場への適応状況を把握し、新人看護職員へ基本的な看護実践のための指導及び精神的支援をします!!!
1年間、一緒に患者ケアや学習を共にしていきます。
プリセプター
新卒者がリアリティショックを体験することなく、職場に適応し、専門職として自信を持ち、一定期間に新しい役割行動が取れるよう支援していきます!
その他
中途入職者は、入職後1ヶ月を目途に、部署長との面談に加え副部長との面談を実施しています。
スペシャリストへの道
フライトナース・ドクターカーナース・DMAT隊員・認定看護師など、当院で夢を叶えたスペシャリストがさまざまな分野で活躍しています。あなたの「なりたい」を実現できる環境がここにはあります。
資格取得状況
- 認定看護管理者
- 感染管理認定看護師
- 集中ケア認定看護師
- 救急看護認定看護師
- クリティカルケア認定看護師
- 皮膚・排泄ケア認定看護師
- 摂食・嚥下障害看護認定看護師
- 脳卒中リハビリテーション看護認定看護師
- 自己血輸血看護師
- 消化器内視鏡技師
- 運動器看護師
- 周術期管理チーム看護師
- 看護教員養成講習会修了者
- 実習指導者講習会修了者
- 鹿児島県院内移植コーディネーター
- 認定看護管理者教育課程サードレベル修了者
- 認定看護管理者教育課程セカンドレベル修了者
- 認定看護管理者教育課程ファーストレベル修了者
- ACLSインストラクター
- BLSインストラクター
- ACLSプロバイダー
- JPTECプロバイダー
- BLSプロバイダー
- DMATナース
- 災害支援ナース
- フライトナース
- ドクターカーナース
- 医療メディエーターB
- 災害医療コーディネーションサポートチーム
- MCLSインストラクター
- MCLSプロバイダー
(2024年3月現在)
フライトナース
当院は民間救急ヘリ「レッドウィング」を導入しており、フライトナースの育成を行っています。ヘリに乗り込むのは基本的に医師1名・操縦士1名・整備士1名・フライトナース1名です。判断力の高さや疾患の処置だけでなく、全体を見るバランスの良さが求められます。
当院選考基準
- 部署長の推薦がある者
- 看護師経験年数5年以上(ER経験1年以上)
- 院内看護クリニカルラダーⅡ以上
- 自部署でリーダー業務を遂行できるマネジメント能力がある者
- JPTEC・ACLS・BLSの資格取得
- 本人が希望し、家族の了承がある
- 日本航空医療学会・厚生労働省主催のドクターヘリ講習会を受講している
- 日本看護協会に入会している者など
ドクターカーナース
ドクターカーは救急車と違い、医師や看護師を現場に派遣することが可能です。初期治療の早期開始を目的としており、現場や車内での医療行為が可能なため、傷病者の救命率を上げることができます。
当院選考基準
- 部署長の推薦がある者
- 看護師経験年数3年以上(部署は問わない)
- 自部署でリーダー業務を遂行できるマネジメント能力がある者
- JPTEC/MCLS プロバイダー取得者
- 院内看護クリニカルラダーⅡ以上
- 日本看護協会に登録している者など
DMAT
DMATとは、「災害急性期に活動できる機動性を持ったトレーニングを受けた医療チーム」と定義されており、大規模災害や多傷病者が発生した事故などの現場に、急性期から活動できる機動性を持っています。
当院は鹿児島DMAT指定病院・鹿児島県災害拠点指定病院に指定されており、2017年よりDMATカーを導入しています。
日本DMAT 当院選定基準
- 看護師経験年数5年以上(米盛病院の経験年数考慮)
- 自病棟にてリーダー業務をしている者
- 家族の同意が得られている者
- DMAT隊として取得後、院内の災害訓練及び後輩育成に貢献できる者
- 日本看護協会に入会している者など
ローカル(都道府県)DMAT 当院選定基準
- 看護師経験年数3年以上(米盛病院の経験年数考慮)
- 自病棟にてリーダー業務をしている者
- 家族の同意が得られている者
- DMAT隊として取得後、院内の災害訓練及び後輩育成に貢献できる者
- 日本看護協会に入会している者など
JMAT
JMATとは、日本医師によって組織される災害医療チーム、およびその枠組みです。急性期の災害医療を担当するDMATが3日程度で撤退するのと入れ替わるようにして被災地の支援に入り、現地の医療体制が回復するまでの間、地域医療を支える組織となります。
JMAT 派遣看護師条件
- 他院で救護班研修を受け、災害看護経験がある者
- これまでに災害看護に関する研修を受けた者
- ファーストエイド、こころのケア、MCLS、トリアージ、CPA患者の対応、トリアージ(1次法、PAD法)、トリアージタグの記載、外傷患者対応、公衆衛生に関する知識があれば尚良い
- 基本はDMAT隊員以外から選出
災害支援ナース
災害支援ナースとは、被災した看護職の心身の負担を軽減し支えるよう努めるとともに被災者が健康レベルを維持できるように被災地で適切な医療、看護を提供する役割を担う看護職のことです。派遣期間は発災後、3日以降から1ヶ月間で1人の活動期間は原則として3泊4日です。
災害支援ナース登録要件
- 都道府県看護協会の会員であること
- 実務経験年数が5年以上であること
- 災害支援ナース養成の研修を受けていることなど
認定看護師
認定看護師とは、ある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を有する者として日本看護協会の認定を受けた看護師のことです。
認定看護分野ごとの専門性を発揮することや、認定看護師の役割である、「実践・指導・相談」を果たすことによって、看護の質の向上に努めています。
当院選定基準
- 日本看護協会に入会している者
- 看護師実務経験が通算5年以上あり、うち3年以上は研修の申請を行う認定看護分野の実務経験であること
- 申請時から遡った直近の2年間、当法人施設の看護師実務に従事していること
- 当法人看護部クリニカルラダーのレベルⅢ取得者であること
- 申請を行う研修が、申請時において当法人が必要と認める分野の研修であることなど
認定看護師資格取得支援制度の内容
- 研修費(入学金・受験料等)
- 試験費
- 宿泊施設費
- 資格登録費
- 一部交通費など
My Career Story
米盛病院で活躍するスタッフのこれまでのキャリアストーリーをご紹介します。