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2023.07.11(最終更新日:2023.09.08) 地域のドクターのご紹介

医療法人腎愛会 上山病院

米盛病院では、鹿児島県内のさまざまな医療機関と地域ネットワークを結び、患者様の診療にあたっています。
当コーナーでは、日頃お世話になっている米盛病院の連携先医療機関の皆様をご紹介しています。

 

透析治療と環境づくりを追求し、患者さまの人生に寄り添う

鹿児島市宇宿にある「医療法人腎愛会 上山病院」の理事長・院長である寺口記代先生に、診療で大事にされていることなどについて伺いました。

 

常に最良の医療を求めて最善を尽くす

理事長・院長 寺口記代先生

前理事長である父は、「腎臓病の患者さんができるだけ人工透析が必要にならないように、早めに治療したい」という思いで、当時日本で初めて腎生検をされた新潟大学に学びに行くなどして、鹿児島の地で腎臓病治療に尽力していました。
しかし、やむを得ず透析をせざるを得なくなった患者さんが増え続けていたため、「より良い治療を受けて社会復帰できるように」と1981年に開業したのが当院の始まりです。

父はその時々で最新の治療法を勉強していち早く取り入れ、「わたしたちは、豊かな人間愛を持って、常に最良の医療を求めて最善を尽くします」という理念を実践してきました。その姿勢は今も引き継がれていて、いち早く「オンラインHDF」を導入したこと、血管が細い患者さんなどにも確実に穿刺できる「エコーガイド下穿刺」や患者さんがご自宅でご自身で透析を行う「在宅血液透析」もその例です。

 

患者さんのより良い人生をサポート

寺口先生とスタッフの皆さん。温かい笑顔で迎えてくれる

私は元々鹿児島大学(旧)第一内科へ入局し、循環器を勉強していましたので、腎臓内科の勉強を専門に行っていたわけではありませんでした。実はこの病院に帰って来たのは、人手不足だったためやむを得ず、というのが正直なところでした。でも、勉強していくうちに人工透析治療の魅力がだんだんわかってきました。

病院で透析を続けられる患者さんとは週に3回、年間約150回お会いするという環境ですので、その方の人生に長く関わっていくことになり、より良い人生を送れるようサポートさせていただける、というところが大きなやりがいです。 

これは結果オーライとも言えるのですが、透析を必要とする患者さんは心臓疾患をはじめとする循環器領域の合併症がある方が多いので、これまで勉強してきた知識や経験がとても役に立っています。

 

患者さんに治療の選択肢を

少し専門的な話になりますが、「血液透析」「腹膜透析」や前述の「在宅血液透析」など、患者さんやご家族のご意向に沿った治療法の選択肢をご提案できます。遠慮なく、ご希望をお聞かせいただければ、と思います。 

また、地域のみなさまには腎臓専門の病院と思われている方も多いと思いますが、循環器領域や一般内科の診療も行なっていますので、気になる症状がある方はどうぞお気軽に受診されてください。

 

医療法人腎愛会 上山病院

〒890‐0073 鹿児島市宇宿3丁目17-6
099-257ー2277
【診療時間】
午前/ 9:00~13:00(受付締切~12:30)
午後/ 14:00~18:00(受付締切~17:30)
※要予約(予約受付14:00~17:30)
【休診】日曜、祝日、月・木・土曜午後  
※ただし、急患はこの限りではありません。

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