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2023.01.13(最終更新日:2023.03.10) Rookies 俺たち消防士!

大隅肝属地区消防組合 中央消防署 西村 亜沙美さん

地域の安全を守るために奮闘する若手消防士の方々。
米盛病院の広報課スタッフが、鹿児島県内の輝くルーキーズにせまります。

 

今回のルーキー
大隅肝属地区消防組合 中央消防署 西村 亜沙美さん

 

気配りを忘れず、きめ細やかな消防活動を心がける

安心感を与えられる存在になりたい

大隅肝属地区消防組合中央消防署に勤務する西村亜沙美さんは入職3年目。

救急救命士の資格を持ち、現在は主に救急隊と、ガソリンスタンドなどの危険物施設立入検査の業務を担当する。「安心感を与えられる消防士になりたいです。気配りであったり、患者さんの気持ちを考えたりしながら対応するように心がけています」と笑顔で話す。

 

消防士を目指したきっかけ

高校在学中、進路に悩んでいたときにふと見かけた一冊のパンフレット。
「紙面に掲載されていた“救急救命士”という職業の方がとても輝いて見えました。祖父が地域の消防団で活動していたこともあり、消防の仕事に強い関心を持つようになりました」と当時を振り返る。

地元の与論高校卒業後、京都橘大学の救急救命学科に進学して救急救命士の資格を取得。沖縄県の名護市消防本部勤務などを経て、2019年から現職。現在、大隅肝属地区消防組合消防本部には5名の女性隊員が所属し、消防活動に従事している。

 

1秒でも早く現場に

訓練で心がけていることは、知識などを吸収しながら、手本となる先輩の技術などを見て覚えること。訓練内容に男女差はなく、身体的にきついこともあるが、「やさしい先輩たちに囲まれて働きやすい職場」なのだそう。

沖縄県出身の酩酊状態の傷病者の方を搬送した際、島の言葉がまったく分からない先輩隊員の中で“通訳”を買って出た経験も。またあるときには火災現場でご遺体を目にすることもあった。「当消防本部の管轄は南大隅町佐多までカバーするかなり広域なエリア。1 秒でも早く現場に駆けつけて搬送することに努めたい」と前を向く。

 

プライベートな一面

高校生まではバレーボール一筋。大学ではライフセービング部に所属するなど根っからのスポーツウーマン。
「肝属地区はなんでも美味しいですが特にカンパチがおすすめ。合わせる飲み物はやっぱり黒糖焼酎。銘柄は“島有泉(しまゆうせん)”︕」と故郷・与論町の名物もしっかりPR

 

消防職員を志す方々へ

「消防士は人の命を預かる特別な仕事だと感じています。それがやりがいにも繋がっているので、情熱がある方はぜひ挑戦してほしいです」

 

 上司からのコメント

女性ならではの気配りを発揮して職務にあたってくれています︕

 

大隅肝属地区消防組合 中央消防署

大隅肝属地区消防組合中央消防署は、本署と輝北分署からなる。
52名が2交代制で勤務する。緊急車両は化学車1台、タンク車1台、はしご車1台、救助工作車1台、水槽車1台、救急車3台、指揮車1台、軽査察車1台を運用。令和3年の救急出動件数は消防本部管内で6,983件。

(2023年1月現在)

 

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米盛病院 広報課スタッフ取材メモ

「休日はよく内之浦にイカ釣りに行きます。お菓子作りも趣味で、ケーキやサーターアンダギーなどもよく作ります。うまく出来たら、先輩方へも振る舞いたいです」とにやり。

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