2024.07.09(最終更新日:2024.09.11)
阿久根地区消防組合 消防本部 阿久根消防署 山内 颯太さん
地域の安全を守るために奮闘する若手消防士の方々。
米盛病院の広報スタッフが、鹿児島県内の輝くルーキーズにせまります。
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今回のルーキー
阿久根地区消防組合 消防本部阿久根消防署 山内 颯太さん
はしご登はん競技で全国大会へ!代表としてより高みを目指す
子どもの時の夢を叶えて消防士へ
「小学生の頃、消防士だったおじの話を聞くうちに、自分も消防士という職業に興味を持つようになりました」と話すのは、阿久根消防署に勤務する山内颯太さん。高校卒業と同時に阿久根地区消防組合に奉職し現在4年目。「阿久根は妻の故郷。ご縁があり入職しました」と笑う。
広い視野と優しい心遣い
勤務で心がけているのは“広い視野”。「消防はチームで活動するので広い視野をもって次に何をするべきかを予測して動くよう心掛けています」と話す。特に救急の現場では「患者さんにとって救急搬送は一生に一度あるかどうか。その不安にしっかり寄り添いたい」とメンタル面のケアも忘れない。
災害時は「自分は大丈夫」の油断にご用心!
阿久根消防署は、海あり山ありの同市全域をカバーしている。そのため、山中を数キロ歩いて崖下に滑落した負傷者を収容したり、時には海に転落した釣り人の捜索をしたりと、出動の場所を選ばない。夏を迎えると大雨や台風といった災害の発生も懸念される。「避難指示等が発令されたら、『自分は大丈夫』と高をくくらず、しっかりと自身や家族の安全を守ってください」と注意を呼びかける。
やるからには1番を目指す
小学校から高校まで白球を追い続け、現在も同市の野球部に所属する。競技で培った、より高みを目指す精神はいまだ健在で、5月31日に行われた第46回鹿児島県消防救助技術指導会の“はしご登はん※”部門に出場し、見事優勝。8月に千葉県で行われる全国大会に出場する。「鹿児島県代表として恥じぬよう全国制覇します」と意気込む。
趣味のボウリングや野球では「やるからには1番を目指す」という根っからの勝負師だが、新婚の家庭では2番をキープ。
※自己確保の命綱を結んだあと、高さ15メートルの垂直はしごを掛け登る競技。

上司からのコメント

火災・救急の現場でも持ち前の能力を発揮して頼りになる存在です。 更なる成長を期待します。
阿久根地区消防組合 消防本部 阿久根消防署
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阿久根消防署は1隊8名の3交替制で勤務する。緊急車両は、屈折はしご付消防ポンプ自動車1台、消防ポンプ自動車2台、高規格救急車3台、救助工作車1台、人員搬送車1台、指揮車1台、資機材搬送車1台などを運用。令和5年中の救急出場件数は1,402件(組合1,978件)。
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米盛病院 広報スタッフ取材メモ
「全国大会に出るからには、1番を目指して頑張ります!」と笑顔で話しました。