2024.12.26(最終更新日:2024.12.26)
枕崎市消防本部 枕崎市消防署 迫山 脩平さん
地域の安全を守るために奮闘する若手消防士の方々。
米盛病院の広報スタッフが、鹿児島県内の輝くルーキーズにせまります。
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今回のルーキー
枕崎市消防本部 枕崎市消防署 迫山 脩平さん
地域のヒーローを目指し 日々、訓練と経験を重ねる
幼少期の印象が消防士への道を後押し
枕崎市消防署に勤務する迫山脩平さんは、消防士としてのキャリアを歩み始めて4年目。日々の業務を通して感じる課題を乗り越えながら成長を続ける22歳だ。
「小学生の頃、身内に起こった火災や負傷事故の際に駆け付けてくれた消防隊員が本当にかっこ良かった」と話す。高校は普通科。クラスメートのほとんどが進学を希望する中、この幼少期の印象が消防士への道を大きく後押しした。
自分が何をすれば一番役に立てるかを考える
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入職前の消防士のイメージはまさに“ヒーロー”。しかしながら実際には「覚えることが多過ぎて、勤務当初はヒーローどころではなく本当にいっぱいいっぱいでした」と当時を振り返る。
入職2年目、救急科研修を終えて間もない頃、CPA(心肺停止)の事案で交通事故現場に出動した際、現場で何もできずに悔しい経験もした。「知識も経験も足りない状態で動くことが出来なかった。もっともっと勉強しなければいけないと痛感しました」。同署の管轄は鰹節の工場や農地も多く、それらの機械での事故も多いが、現場で冷静に対応できるように日頃から訓練を重ねている。
現在は救助隊を主担当としているが消防隊と救急隊も兼務する。救急での出動が多い中で心掛けるのは、患者ファーストはもちろんのこと、「救急車を要請するほど切羽詰まった状況の方に対して、自分が何をすれば一番役に立てるかと常に考えています」。
高校時代の経験が基盤に
高校時代は樟南高校の野球部に所属。過酷な練習に耐え抜いた経験は、消防士としての基盤となっている。「練習や上下関係の厳しさを思い出せば、消防の訓練にも全然耐えられます」と笑う。
休日は食べ歩きでリフレッシュ。おすすめは署近く「麺遊記」の“台湾みそらぁめん”。

上司からのコメント

活発すぎてヒヤヒヤする場面もありますが、若手のリーダーとして、初心を忘れず、更なる活躍を期待しています。(1部隊隊長 田畑 幸作)
枕崎市消防本部枕崎市消防署
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枕崎市消防本部枕崎市消防署は1隊17名編成の2交替制。緊急車両は、指揮車1台、タンク車1台、ポンプ車1台、救助工作車1台、屈折はしご車1台、水槽車1台、救急車2台、隊員輸送車1台などを運用。同署の令和5年中救急出場件数は1,199件。
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「子どもたちのヒーローになれるように頑張ります!」と笑顔で話されました。