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2025.08.22(最終更新日:2025.09.17) Dr.畑の 焼酎入門

第36回 焼酎の神様は何処に?

焼酎マイスター、焼酎唎酒師、日本酒唎酒師の資格も持つDr.がお届けする鹿児島ならではの焼酎雑学。

皆様、こんにちは。米盛病院消化器外科部長の畑です。 

蒸し暑い季節になってきましたね。
暑い夏には、淡麗でフルーティーな香りの夏限定焼酎のソーダ割りがおすすめです。

 

さて、今日のテーマは「焼酎の神様は何処に?」ですが、焼酎の神様を皆様はご存知でしょうか? 私の知っている焼酎神の居場所は2ヶ所です。 

鹿児島県内で有名なのは南さつま市加世田の竹屋(たかや)神社。
炎の中で子供を産む豊玉姫(トヨタマヒメ)と炎の中で生まれた三人の神様を祀る神社です。蒸留によって焼酎が誕生する過程を表したような伝説が焼酎神にピッタリですね。 

しかし、今回お話しするのは、宮崎県えびの市の「金松法然神社」。
皆様ご存知でしょうか? この神社、とてもユニークなのです。

焼酎好きの神様 金松法然

どこから来たのかよくわからないお坊様、金松法然。大の焼酎好き。しかし、とても法力は強く、何度も地域の人々を災難から救ったそうです。 

その法然が死ぬ間際に、「自分が死んだら焼酎を供えて一つの願をたてろ。叶えてやる。一度に二つ以上の願いは叶わんぞ。欲張りはいかん。」と言い残して亡くなったそうです。

それ以降、一つだけ願いを叶えてくれる焼酎好きの神様として地元の人に慕われ続けています。

 

一風変わったお参りの作法

お参りセットが購入できる自動販売機

私も先日、お参りに行ってきました。お参りの方法も変わっています。 

お参りに必要なものが五つ。蝋燭、線香、お米、塩、そして焼酎です。
まず、蝋燭に火をつけて蝋燭立てにお供えし、続いて線香に火をつけて香炉にお供え。そして、お米と塩をそれぞれお供えしたら、最後に焼酎を盃に入れて一つだけお願いするのが作法です。 

なんとお参りセットがすぐ近所のスーパー「ながたにストア」の自動販売機で売られています。私もお参りセット(450円)を購入し、どうしても叶えて欲しいことを一つだけお願いしました。

 

米盛病院と金松法然の意外なご縁

さて、ここまでならネットで調べれば誰でもわかることです。それでは「ドクター畑の焼酎入門」としてはちょっと寂しい感じですね。
実は、米盛病院と金松法然はとても関係が深いのです。 

2014年に当院が草牟田から与次郎へ移転する1年半前、救急科を立ち上げるために当院理事長が白羽の矢を立てて招聘した現在当院副院長の冨岡医師。救急の世界ではとても有名でした。
当時、救急の世界では全く無名であった米盛病院に救急医が集まってきたのは正に冨岡医師が始まりなのです。かくいう私も冨岡医師との縁から招聘された一人です。 

その冨岡医師、出身は宮崎県えびの市。
そうです! 金松法然神社があるえびの市です。
実は冨岡医師、大学入試や医師国家試験など、節目節目で金松法然に願を立てていたのです。すなわち、今の米盛病院があるのも金松法然が願いを聞き届けてくれたおかげと言っても過言ではないでしょう! びっくりしましたね! 

皆様も一度、お参りされてはいかがでしょうか? ただし、欲張りはいけません。
ちなみに私の唯一の願いは、「妻より先にあの世へ逝かせてください!」でした(笑)

 

次回は、「麹は好気性菌、酵母は嫌気性菌。混ぜるとどうなる?」です。お楽しみに

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焼酎マイスター Dr.畑 

 米盛病院 救急科・総合診療科
消化器外科部長 畑 倫明

焼酎と温泉をこよなく愛する医師。追求心が強すぎて、好きなだけでは飽き足らず、「温泉ソムリエマスター」「焼酎マイスター」「焼酎唎酒師」に続き、「日本酒唎酒師」も取得!

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