2023.11.02(最終更新日:2024.01.22)
vol.10 簡単一番だし茶漬け
米盛病院 内科医 りん先生が、簡単で美味しい食養生&薬膳レシピをご紹介します。
ぜひお試しください♪
薬膳とは…?
今の体調や季節に応じて、それぞれの食材が持つ特性や効能を生かし、バランスよく選び組み合わせる食事のことです。
私たちの体は、毎日食べるもので作られています。病気を予防し、健康的な日々を過ごすために、まずは自分の体と向き合い、『今、何を食べるべきか』を考えながら日々の食事を整えていきましょう。
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米盛病院 内科医 りん先生
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『食養生(=食事によって体調を整え、体質改善をすること)』の観点から、食事指導も行っています。
些細なことでも、お悩みの症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
簡単一番だし茶漬け

こんな症状に:頭痛があるとき、元気が出ないときに

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イラスト:りん先生
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乾燥させて緑茶として飲まれる「茶葉」には、頭や目をスッキリとさせる効果があり、頭痛を伴う風邪に用いる漢方薬(川芎茶調散)にも含まれています。
そんな茶葉と元気を補ってくれる鰹の一番だしを使った簡単だし茶漬けで、寒い季節も元気に乗り切りましょう︕
材料(4人分)
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栄養MEMO① (1人分)
- エネルギー 282kcal
- たんぱく質 6g
- 糖質 4g
- 塩分 9g
材料 | 分量 |
乾燥茶葉 | 適量 |
鰹節(削り節) | 15g |
水 | 500ml |
塩 | 小さじ1/3 |
薄口しょうゆ | 小さじ1 |
塩昆布 | ひとつまみ |
焼き塩鮭 | 1切れ |
ご飯 | 4膳分 |
青ネギ | 1/4本 |
のり | 適量 |
白ごま | 適量 |
作り方(調理時間:約15分)
- お好みの茶葉で緑茶を入れておく。
- 鍋に水を入れ、沸騰したら火を止めて鰹節を入れ、 1~2分間おく。キッチンペーパーを敷いたざるをボウルに重ね、ゆっくり鰹節をこす。1分程おき、1番だしが完成(だしとして 約400ml 取れる)。
- 茶碗にごはんを1膳ずつよそい、上に塩昆布、ほぐした焼き塩鮭、輪切りにした青ネギをのせる。
- 3に1番だしを適量かけ、のり、白ごまを散らす。最後に、緑茶をお好みでかける。
栄養MEMO② “茶葉”

茶葉に含まれるカテキンは動脈硬化予防、ビタミンCは皮膚や粘膜を保護し、健康維持に役立ちます。テアニンは脳神経細胞を保護する働きがあるとされ、リラックス効果が期待できます。
米盛病院 広報課スタッフのごちそうさまコメント
茶葉と鰹節の香りに、ホッと癒やされました。だしの味わいが染み渡り、身も心も温まる一品です♪

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