2024.11.14(最終更新日:2024.11.14)
vol.16 菊花と枸杞子のスープ
米盛病院 内科医 りん先生が、簡単で美味しい食養生&薬膳レシピをご紹介します。
ぜひお試しください♪
薬膳とは…?
今の体調や季節に応じて、それぞれの食材が持つ特性や効能を生かし、バランスよく選び組み合わせる食事のことです。
私たちの体は、毎日食べるもので作られています。病気を予防し、健康的な日々を過ごすために、まずは自分の体と向き合い、『今、何を食べるべきか』を考えながら日々の食事を整えていきましょう。
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『食養生(=食事によって体調を整え、体質改善をすること)』の観点から、食事指導も行っています。
些細なことでも、お悩みの症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
菊花と枸杞子(くこし)のスープ
こんな症状に:目を使い過ぎた時に!
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菊花は目の疲れを癒す効果があり、目の充血や頭痛に使われる「釣藤散(ちょうとうさん)」という漢方薬にも使われています。同じく目をいたわってくれる枸杞子と共にスープにしました。
寒い季節には、体を温める効果のあるネギを一緒に食べると、より効果的です。
材料(2人分)
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栄養MEMO① (1人分)
- エネルギー 20kcal
- たんぱく質 1.7g
- 糖質 5.0g
- 塩分 1.6g
材料 | 分量 |
乾燥菊花 | 4g |
枸杞子 | 4~6個 |
青ネギ | 1本 |
えのき | 60g |
もやし | 60g |
水 | 600ml |
コンソメ顆粒 | 大さじ半分 |
塩 | 1~2つまみ |
※別途:お茶パック(袋のみ) | 1個 |
作り方(調理時間:約15分)
- お茶パックに入れた乾燥菊花を、水を入れた鍋にかけて中火弱で沸かします。沸騰したら、弱火にして10分ほど煮ます
- 菊花を取り出して、再び中火にし、えのき、もやしを鍋に入れ火が通るまで煮ます
- 仕上げに枸杞子、青ネギ、コンソメ顆粒を入れ、ひと煮立ちさせます
栄養MEMO② “菊花”
菊花は肌の健康を保つビタミンB1・ビタミンE・アミノ酸などを含んでいます。
また、解毒効果もあり、皮膚の炎症を和らげ吹き出物にもよいとされています。
リラックス効果があるとされ、お茶として良く飲まれています。
米盛病院 連携広報室スタッフのごちそうさまコメント
菊花と枸杞子のスープは、見た目も美しく、香り高く、味わい深い、上品なスープです。健康にも良さそうで、心も体も癒される一杯です。
ぜひ、ご家庭でもお試しください。
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