2025.03.05(最終更新日:2025.05.16)
vol.18 からだを温め滋養する!薬膳出汁のおでん
米盛病院 内科医 りん先生が、簡単で美味しい食養生&薬膳レシピをご紹介します。
ぜひお試しください♪
薬膳とは…?
今の体調や季節に応じて、それぞれの食材が持つ特性や効能を生かし、バランスよく選び組み合わせる食事のことです。
私たちの体は、毎日食べるもので作られています。病気を予防し、健康的な日々を過ごすために、まずは自分の体と向き合い、『今、何を食べるべきか』を考えながら日々の食事を整えていきましょう。
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米盛病院 内科医 りん先生
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『食養生(=食事によって体調を整え、体質改善をすること)』の観点から、食事指導も行っています。
些細なことでも、お悩みの症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
vol.18 からだを温め滋養する!薬膳出汁のおでん

こんな症状に:冷えや疲れが溜まったときに

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冬に冷えた体を優しく温めつつ、活動的になる春に向けてエネルギーを補給できます。気温の変化に伴う倦怠感や不調を和らげ、心身ともに新しい季節を迎える準備が整う一品です。
材料(4人分)
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料理協力 富士産業株式会社
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栄養MEMO① (1人分)
- エネルギー 256kcal
- たんぱく質 4g
- 糖質 0g
- 塩分 3g
※煮汁含む
材料 | 分量 | |
おでんの具 | 大根 | 1/2本 |
さつまあげ | 4個 | |
ゆで卵 | 4個 | |
新じゃが | 2個 | |
スナップエンドウ | 6個 | |
昆布 | 10g | |
かつお節 | 20g | |
水 | 1リットル | |
薄口しょうゆ | 大さじ2杯 | |
みりん | 大さじ2杯 | |
砂糖 | 小さじ1杯 | |
塩 | ひとつまみ | |
生薬 | 八角 | 2つ |
くこ | 6粒 | |
なつめ | 1個 | |
乾姜スライス | 2枚 |
作り方(調理時間:約60分)
※下ごしらえ:大根を輪切りにし、新じゃがとともに下茹で。スナップエンドウも30秒~1分程茹でておきます。
- 鍋に水を入れ、昆布と生薬を30分以上浸けます。
- 強めの弱火で加熱し、鍋底から泡が出たら、沸騰する前に昆布を取り出します。沸騰したら火を消します。
- かつおぶしを加えて2分置き、沈んできたらキッチンペーパーを敷いたザルで濾します。
- だしを鍋に入れ、薄口しょうゆ、みりん、砂糖、塩を加えて、ひと煮立ちさせます。
- おでんの具を入れ、25~30分程煮込みます。
- 器に盛り付け、スナップエンドウを散らして完成!
栄養MEMO② “新じゃがいも”

新じゃがいもは、水分が多くて皮が薄いのが特徴です。抗酸化作用のあるビタミンCが豊富で、加熱しても壊れにくいでんぷんに守られています。カリウムや食物繊維も多く、むくみの予防や腸内環境改善に役立ちます。

広報スタッフのごちそうさまコメント

薬膳の出汁で身も心も温まり、寒い冬を元気に乗り切れそうだと感じました。ペロリと完食しました♬

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