2022.09.05(最終更新日:2022.11.09)
りん先生の食養生&薬膳レシピ | vol.3枝豆のポタージュ
米盛病院 内科医 りん先生が、簡単で美味しい食養生&薬膳レシピをご紹介します。
ぜひお試しください♪
薬膳とは…?
今の体調や季節に応じて、それぞれの食材が持つ特性や効能を生かし、バランスよく選び組み合わせる食事のことです。
私たちの体は、毎日食べるもので作られています。病気を予防し、健康的な日々を過ごすために、まずは自分の体と向き合い、『今、何を食べるべきか』を考えながら日々の食事を整えていきましょう。
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米盛病院 内科医 りん先生
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『食養生(=食事によって体調を整え、体質改善をすること)』の観点から、食事指導も行っています。
些細なことでも、お悩みの症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
枝豆のポタージュ

こんなときにおすすめ!:だるい・胃腸の調子が悪い

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まだまだ残暑が厳しいですね。日本の夏は高温多湿で、だるさや胃腸機能低下、神経痛や関節痛の悪化などが起こりやすくなります。
漢方学では、これを体に余分な水が停滞している状態と考え、「水滞」と表現します。今回は、水滞体質の改善に役立つレシピをご紹介します。
材料(2-3人分)
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【料理協力】 一冨士フードサービス株式会社
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栄養MEMO① (1人分)
- エネルギー 178kcal
- 糖質 15.1g
- 塩分 1.1g
- タンパク質 11.9g
材料 | 分量 |
ゆで枝豆 | 150g |
玉ねぎ | 1/4玉 |
無調整豆乳 | 400cc |
無添加コンソメ(顆粒) | 小さじ1 |
有塩バター | ひとかけ |
塩 | 適量 |
ブラックペッパー | 適量 |
作り方(調理時間:約12分)
- 玉ねぎを粗いみじん切りにする。
- 有塩バターをフライパンに入れて弱火で熱し、溶けてきたらみじん切りにした玉ねぎを入れ、しんなりするまでじっくり炒める。炒め終わったら一旦フライパンから取り出す。
- 茹でた枝豆をさやから外し、②と共にミキサーに入れ、なめらかになるまで撹拌する。
- 3と豆乳を鍋に入れてかき混ぜながら弱火で熱する。
- 全体に火が通ったらコンソメと塩で味付けをする。お好みで、仕上げにブラックペッパーをひとふりする。
米盛病院 広報課スタッフのごちそうさまコメント
枝豆の旬は6~7月ですが、温暖な気候の鹿児島県では10月にも収穫できるようです。枝豆の風味がしっかりと感じられました。スープなので、食欲がないときでも美味しくいただけそうです♪
【米盛病院 栄養課 監修】栄養MEMO② “枝豆”
枝豆に含まれるビタミンB1・B2は、体内で糖質・脂肪・タンパク質等に分解され、エネルギーに変える効果があります。
さらに、高血圧の原因となるナトリウムの排泄を助け、利尿作用を促すカリウムを多く含んでおり、体内の水分量を調節し、むくみ解消にも効果的です。

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