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2021.06.02(最終更新日:2021.06.03) INTERVIEW ~気になるあの方にお話聞きました~

【鹿児島出身プロゴルファー】稲森 佑貴選手インタビュー|飛球線をイメージして線をなぞるように打つ

 

地域の輝く方々を米盛病院の広報スタッフが取材。 アツい思いやモットーなどを伺います。
「曲がらない男」の愛称で昨シーズン賞金王に輝いた、鹿児島県出身のプロゴルファー・稲森佑貴さん。
米盛病院は、稲森プロのサポートを行うことで、ゴルフを通して元気をお届けするお手伝いをしたいと考えています。

 

ゴルフを始めたきっかけ

 

実家がゴルフ練習場ということもあり、ゴルフクラブとボールが常にそばにあったので、物心ついた時からクラブを握っていました。
プロゴルファーになろうと意識し始めたのは中学2年生か3年生の頃。石川遼プロ(以下、遼さん)が高校生ながらに優勝した試合や、タイガー・ウッズ選手がトーナメントで活躍する姿に影響を受けたのは間違いありません。

プロテストを受ける前提で、鹿児島城西高校に進学しました。高校2年生の時に受験し、結果は一発合格。「プロになることができたから、これまで通り取り組んでいればうまくいくはず」という気持ちでゴルフと向き合っていました。
しかし、初めてのツアーで緊張のため自分の本来の力が全く出せず、そのときから、プロとしての自覚がようやく目覚めたように思います。

 

ゴルフ漬けの高校時代

高校時代はとにかくゴルフ三昧(笑)。授業が終わって天気が良かったらハーフか18ホールをまわり、その後さらに練習するという感じでした。一日400球を毎日(笑)。
ラウンドした後であれば、練習場が閉店する21時くらいまで残って練習していたことを覚えています。

昔の方が打つスピードが早かったので、当時は400球もその気になれば2時間で打っていましたね(笑)。
今は逆に11球の質を高めることを意識して練習しています。トーナメントに入ると少ない球数でいかにプレーの内容を濃く出来るかが勝負になりますから。

 

見習う背中は石川遼プロ

 

プロになった当初は、トーナメントに出ると、他の選手から良い刺激をもらえる一方で、いくら自身の調子が良くても上位にいけず、レベルの高さを痛感することもありました。

このままじゃいけないと思っていた時に、選手として目標としていたのが遼さんです。プロになるきっかけになった存在であることはもちろん、試合に対する思いが強く、メンタルコントロールもさすがだと思います。人柄も素晴らしくて、普段から優しいです。 プロを目指すきっかけとなった方と一緒にコースをまわれているというのは感慨深いですね。

 

今でも緊張する場面がある

メンタルについて言うと、プロとしてそれなりの経験を重ねている今でも、大勢のギャラリーの前でプレーする際は緊張することがあります。

デビュー当時は、見られていることに気がいってしまって、ゴルフどころじゃないようなこともありました。ギャラリーとの距離って結構近いんです。そういう緊張感って、場数をこなして慣れるしかないのかなと思います。
経験を積めば、逆にギャラリーが多い方が楽しかったりもします。遼さんとまわる時は、ギャラリーが連なって移動するのでなかなか壮観ですよ。まるで大名行列みたいです(笑)。

最近は、コロナの影響で無観客での試合がほとんど。そんな中、昨年は1試合だけギャラリーが入った試合があったのですが、久しぶりで緊張しました。無観客でずっとやっているので、気持ちがリセットされてしまって。
今後再びギャラリーが入り出したら、僕はまた緊張するかもしれません…。

 

愛称は「曲がらない男」

練習で気を付けていることは、フェースを真っ直ぐボールにインパクトさせること。その際、飛球線を自分の頭の中でイメージして打つことがとても重要です。ただ狙った場所に向かって打つだけではなく、そこまでの過程がイメージできないと結局曲がってしまうと思います。

試合当日の感覚や風など、色々なパターンがあるので、それらを加味しながら、飛球線のイメージと目標地点を決めて、あとは線をなぞっていくような感覚でボールを打ちます。
これが難しいという方がいらっしゃるんですけどね(笑)。
イメージすることはすごく大事だと感じています。

ショットの練習をしたら、週に1回程度はラウンドするのがより良いと思います。コースでの実践も大事です。
練習場の硬いマットの上では、スイングを失敗しても跳ね返りで飛んでしまうことがありますが、実際の芝だと同じようなスイングをしても、チョロッとなって飛ばないんですよね。そういう違いを感じておくといいと思います。

 

身体のメンテナンス

試合に出場している時は、専属のトレーナーさんにメンテナンスしていただいています。ケガをしないために心がけていることは、やはりトレーニング。体幹を鍛えるものを中心に、身体の柔軟性がつくような運動も積極的に取り入れています。

トレーニングは週3回くらい行っています。負荷がかかった筋肉を修復するのに約12日くらいかかりますから。1日おきくらいのペースでがっつりされる選手もいらっしゃるんですが、自分はオーバーワークにならないように気を付けています。

一般的にツアートーナメントに出場すると、木・金・土・日曜の4日間試合があり、18ホールを最低でも4日間まわることになりますから、72ホールの計算になります。
翌月曜日には次の会場に入り水曜日まで指定練習に臨むこともあります。日曜(の試合)が終わったら、その日のうちに次週の会場に移動して、月曜日からコースをまわる選手もいますね。
このように、ツアーが始まると身体が持たない程に忙しかったりするので、意識的に休みを作るように心がけています。

 

 

自分なりのモットー・信念

 

最後まで諦めないことです。でも、試合では本当にうまくいかないこともあります。 そんな時は、次の試合に向けて何かしらの糧を手に入れようと、色々とチャレンジするようにしています。ただまわるのではなく、自分の中で色々変えてやってみようとかですね。

それが上手くはまることもあれば、結局ダメな場合もあります。何をやってもダメなときも、もちろんあります。 それでも練習はしないといけません。ゴルフはとにかく練習とラウンドをひたすら繰り返すしかないと思います。そうすれば、だんだん身体が覚えてくるんです。

 

鹿児島のファンに一言

鹿児島県出身のプロは、九州の中でも多い方だと思います。そういう他のプロたちにも負けないようにに、頑張っていきたいと思います。
今、ツアーを2勝していますが、決して奢ることなく3勝目、4勝目と、国内での勝利数をまずは重ねていきたいと思います。マスターズにも、40歳になる前には出たいです!
これからも応援をよろしくお願いします。

 

稲森選手から皆さんへの動画メッセージは「米盛病院YouTubeチャンネル」から♪

 

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Profile

稲森 佑貴(いなもり ゆうき)選手
1994 年鹿児島市生まれ。
鹿児島城西高校2 年在学時にプロテスト合格。
18 年「日本オープン」でツアー初優勝。19 年「全英オープン」出場。
20 年「日本オープン」優勝、賞金王獲得。
ツアー中の楽しみは現地の美味しいもの巡り。
Instagram:稲森選手

 

米盛病院 広報課スタッフ取材メモ

2020年度 国内男子賞金ランキング1位である稲森選手。 高校時代に、毎日400球打っていたエピソードに驚かされました。ゴルフ上達のポイントについても、丁寧にお話いただきました。 これからのご活躍を応援しております♪

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