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2021.02.10(最終更新日:2021.02.24) 医療のお話

特徴的な症状とは?|新型コロナウイルス感染症 感染対策 Q&A ①

監修:米盛病院 医療安全管理部部長
松木薗 和也
(専門分野)一般内科・感染管理・医療安全・緩和ケア
・日本内科学会認定内科医/総合内科専門医/指導医
・日本プライマリ・ケア連合学会指導医/代議員 他

収束の気配を見せない新型コロナウイルス感染症。
感染対策について改めて学び、感染拡大を防ぐ対策を行っていきましょう。

 

感染対策はやると決めたら徹底することが重要です。

 

Q.新型コロナウイルス感染症に特徴的な症状はありますか?

A.新型コロナウイルス感染症は、診断の決め手となるような特徴的な症状はありません。無症状の方も多いため、「日頃の予防」が重要です。

新型コロナウイルス感染症で多いのは発熱、倦怠感、咽頭痛などですが、いずれもごくふつうの風邪(かぜ症状群)でも見られる症状です。
インフルエンザでは割と特徴的な所見(咽頭濾胞など)がありますが、新型コロナウイルス感染症に特徴的な症状はありません。

感染しても「症状が無い=無症状」の方も少なくないです。
つまり、「症状が何にもないからコロナではない」とは言えませんし、「熱も何もないから感染していないとは言えない」ということです。

そのため、会話をするときのマスクや手指衛生など、日頃の予防が非常に重要であることを改めて認識していただきたいと思います。

 

新型コロナウイルス感染症は、

  • 感染しても無症状であることも多い(陽性者の約4割が無症状)。
  • 症状が何もないからと油断せず、日頃から予防策の徹底を。

 

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