2021.12.29(最終更新日:2023.01.13)
今こそ気をつけたい!一酸化炭素中毒
本格的な冬を迎える今こそ気を付けたい一酸化炭素中毒について紹介します。
しっかりと予防して、年末年始を笑顔で過ごしましょう。
監修:米盛病院 副院長 救急科 冨岡 譲二
一酸化炭素中毒とは
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一酸化炭素中毒とは、不完全燃焼により発生した一酸化炭素(CO)を吸引した場合に起こる中毒のことです。一酸化炭素は、無色・無臭で気が付きにくく、人体に有毒な気体です。
最近は気密性が高い家が多いため、灯油やガスなどを使用した暖房器具などを使用する際には一酸化炭素中毒に気をつけてください。
一酸化炭素中毒の予防は、目安は1 時間に1 回程度、十分に換気を行うことです。
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一酸化炭素中毒になった場合、軽度だと頭痛やめまい程度で済みますが、重度になると意識を失ったり、後遺症が残ったり、死亡するケースもあります。
一酸化炭素中毒は、屋外でも起こります。
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最近はコロナ禍の影響もあり、キャンプが流行っています。テント内でガスランタンを使う際は、火災や一酸化炭素中毒に十分気を付けましょう。キャンプでは、ガソリンや着火剤によるやけども起こりやすいので注意が必要です。
意識的に換気して、爽やかな外気を室内に取り込みましょう!