2024.03.12(最終更新日:2024.05.21)
早急な治療を要する腹痛を伴う病気
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日頃起きやすい腹痛も、早急な治療が必要な場合があります。
一過性ではない腹痛を伴う疾患について、ご紹介します。
監修
虫垂炎(盲腸)
腹痛、嘔吐、発熱が大きな症状です。初めにみぞおちに痛みがあらわれ、徐々に右の下腹部が痛くなり、嘔吐がみられます。そして発熱もあらわれ食欲が低下します。
胆石症・総胆管結石(胆のう炎)
お腹の右上や、みぞおちの痛み、発熱、吐き気、おう吐などがみられます。ときに耐えがたいほどの激痛が生じることもあります。
油ものを食べた後にも、腹痛が生じます。
鼠径ヘルニア(脱腸)
横たわったとき、鼠径部に指で押さえると引っ込むような膨らみを感じます。放置すると膨らみが硬くなり、腹痛や嘔吐がみられ、腸が壊死して命に関わることもあります。
治療 ―腹腔鏡下手術による低侵襲治療-
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病気の進行度合や、症状に合わせて、薬物療法、お腹を切り開く開腹手術、お腹に小さな穴を開ける腹腔鏡下手術などを選択します。
腹腔鏡下手術は、開腹手術と異なり、お腹に開けたいくつかの小さな穴から、腹腔鏡と呼ばれるカメラと、治療用の器具を入れて手術を行います。
開腹手術での治療と比較して、術後の痛みが少なく、回復も早い上、傷あとが目立ちにくいことが特徴です。
米盛病院 外科(内視鏡外科)・消化器内科 外来
腹痛や、みぞおち辺りの痛み、便秘や下痢、胸やけ、吐血、下血・血便など、消化器系の症状でお困りの方や、症状はなくとも検診で再検査や精密検査が必要となった方のご相談を承っています。
日常感じる症状のほか、救急外来にて救急患者さまの診療を行っております。24時間365日、緊急手術が必要な場合も含め対応。受診すべきか迷う時は、#7099(米盛病院24時間救急相談ダイヤル)へお電話ください。
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