SmaHapi(スマハピ)まわりの人たちの笑顔のために。緑泉会Webマガジン。

SmaHapi(スマハピ)まわりの人たちの笑顔のために。緑泉会Webマガジン。

2019.03.26 医療のお話

感染症を防ごう! ーノロウイルスー

ノロウイルスやインフルエンザウイルスによる感染症が増える季節になりました。ウイルスの特性を知り、予防を心掛けましょう!

ノロウイルス

ノロウイルスは、毎年冬期に流行する感染性胃腸炎の原因となります。
 感染力が強く微量(十個~百個程度)のウイルスを摂取しただけでも容易に感染が成立するため、毎年の様に食中毒での発生報告、病院・長期療養施設・学校などでの集団発生報告があります。

 

症状・潜伏期間・感染期間 

① 症状

 吐き気・嘔吐・下痢・腹痛であり、微熱、関節痛、全身倦怠感などを伴うことがあります。又、突然にこみ上げてくる噴水状の嘔吐が特徴的で、嘔吐は1日数回から十数回に及びます。下痢も嘔吐同様、1日に数回から十数回に及び、便性状は軟便から水様便まで様々です。

② 潜伏期間(症状が出現するまでの期間)

約1~2日です。

③ 感染期間

 最低でも、症状消失から48時間は感染性があります。長い場合は1週間~1ヶ月にわたりウイルスが排出されます。ノロウイルスから回復した後でも、手洗い等の清潔が重要です。

 

感染経路 

感染経路は主に2つあります。

① 食べ物→人:牡蠣などの二枚貝を摂取することで、ウイルスが人に移る食中毒。

※冬期の生牡蠣は注意しましょう。火を通すことでより安全性が高くなります。

② 人→食べ物→人:手指がノロウイルスに汚染されている調理師や食品取り扱い者の触った食品摂取後に発症する食中毒。

 

感染対策 

① 手指衛生の徹底:特に、嘔吐物や排便処理後は石鹸と流水で手洗いをしましょう。

② 自宅で嘔吐物を処理する場合:漂白剤(例:キッチンハイター)を使用しましょう。濃度は容器の表記を確認し、適性に使用してください。

③ 熱湯処理:ノロウイルスは、85度のお湯で1分ほど処理することで死滅します。衣服やシーツ、タオル等の汚染では、汚物除去後に熱湯をかけて、通常の洗濯をしても良いです。

 

治療法 

 有効な薬剤はありませんが、無治療のままでも2~3日で軽快するため、治療は脱水に対する輸液や対症療法が主となります。

 

関連記事