2022.09.02(最終更新日:2022.11.14)
クラウドファンディング支援者インタビュー 内村建設株式会社 代表取締役社長 内村 明高さん
必要な知識や技術以上に 建物への深い理解が大切
地元への思いや取り組みに共感
建設業は、地域の発展や福祉の充実などがあってこそ、活気づく業界です。そのため、当社も地域のさまざまなお客様のお手伝いをさせていただく、というスタンスで事業に臨んでいます。
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これまで、個人・会社として、共感できるさまざまなクラウドファンディングに参加してきたという内村社長
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今回、米盛病院のクラウドファンディングの話を聞いて、南北に長く離島も多い鹿児島県にとって必要な救急ヘリを民間救急ヘリという形で自前で整備・運用されているということを初めて知りました。
理事長の「地域のため」という思いが非常に大きいのではないかと思います。そういった地元への思いや取り組みに我々も共感するところがありまして、支援させていただきました。
人を通した発展
当社は設立70年になります。先代社長も、会社がある上町地区のまちづくりのお手伝いなど地域貢献に取り組んでおり、社屋建て替えの際には、災害発生時の避難場所になるような造りにしました。
地域の発展については、仕事上はもちろん、社員個人のレベルでも応えていきたいと思っています。特に社員に対しては、一人ひとりが地域活動やボランティア、サークル活動などを楽しんで充実させてほしいと考えています。そういった何か世の中の熱量が上がるようなことをしていくことで、結果的に事業に繋がることもあると思っています。人を通した発展ですね。
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社内の応接室に飾られている、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のフィギュア。遊び心を忘れない
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建設業は一見すると、建物を建てる、ごく技術的な仕事というふうに見られがちです。
確かにそういう側面は実際にあって、必要な知識や技術はありますが、それ以上に、どのような目的でこの建物は建てられようとしているのか、という深い理解も同じように大切です。思いを吸い上げて建物の形に落とし込んでいくのは、基本的には設計士さんがいて、我々は請け負って工事をするという立場ではありますが、単に設計図通りに建てるのではなく、建てられる目的を意識しながら、より踏み込んだ工事をしていきたいなと思っています。
我々のモノづくりに対する思い
ひとつの工事が進む中で、現場では瞬間的に多数の職人さんや派遣社員さんが出入りする企業体になります。工期中は、その工事に関わる延べ人数が数万人に上ります。皆さん全員とは言わないまでも、我々のモノづくりに対する思いが少しでも伝わっているとしたらうれしいと思います。
このたびご縁があり、与次郎米盛クリニックの建築を担当させていただきました。ここで働くスタッフの方々や患者さまにとって、少しでも良い建物になってほしいという思いを込めました。見た目もそうですし、利便性のようなものが一つひとつ形になっていると思うので、そういったものが業務の生産性や職員間のコミュニケーション、働きやすさにつながっていればいいなと思っています。
内村 明高(うちむら あきたか)
内村建設株式会社
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