2022.07.22(最終更新日:2022.11.09)
急性期から生活期までのオーダーメイドのリハビリテーション
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米盛病院は多様な疾患に対応出来る急性期病院として成長してきました。
それに伴いリハビリテーション領域でも、整形外科、脳神経外科、救急科、心臓血管外科、循環器内科、呼吸器内科などの多様な疾患の患者さまに対して、病院のコンセプト「一秒を救う。一生につなぐ。」の「一生につなぐ」を理念として、超急性期から回復期までの一貫したリハビリテーションを提供できる体制を整え、早期機能改善、早期社会復帰に努めています。米盛病院退院後のリハビリテーションについても、法人施設の与次郎米盛クリニックでの外来リハビリテーション、まろにえ介護老人保健施設での通所・入所リハビリテーション、マロニエ訪問看護ステーション「護国」からの訪問リハビリテーションを連携して実施しています。
また、地域の高齢者に対する転倒予防や介護予防、スポーツ選手や学生などへのスポーツ障害予防、大規模災害時の被災地派遣災害リハビリテーションなどを行いながら、地域貢献にも努めています。
急性期
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当院の急性期リハビリテーションは、人工関節病棟や脊椎・脊髄病棟、脳神経外科や循環器内科等の救急病棟といったセクションごとに特化したリハビリテーションを実施しています。
急性期病棟においては、多くの患者さまが手術に臨まれます。年齢や状態に応じてではありますが、手術当日ないし翌日からリハビリテーションを実施し、血栓や肺炎といった合併症を予防、予後の改善の度合いを上げることにも努めています。
また当院では、1日複数回のリハビリテーションを365日実施しているのも特徴のひとつです。手厚いリハビリテーションを提供して、一日も早い社会復帰のお手伝いをさせていただくために、スタッフをそろえ、専門性を高めるための研修体制やバックアップ体制を整えています。
回復期
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当院の回復期病棟(西棟)は、4病棟200床(各50床)を有しています。
患者さまの身体的な機能改善はもちろんのこと、応用的な日常生活動作やコミュニケーション能力の改善を図ることができるよう、充分なスタッフを配置し、充実したリハビリテーションを提供いたします。
回復期リハビリテーション病棟では病棟生活そのものがリハビリです。リハビリで再獲得した機能を生活の場に反映できるよう、医師を中心として、看護師、リハビリテーションスタッフ、管理栄養士、介護福祉士、医療ソーシャルワーカーなど多職種で協働し、患者さま視点のチーム医療を実施しています。患者さまが望まれる生活にお戻りいただけるよう、生活を見据えたリハビリの提供、退院後の社会資源利用の調整等、人生を希望とともに過ごしていただけるようにご支援させていただきます。
外来
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与次郎米盛クリニックでは、運動器のリハビリテーションを行っています。
運動器とは、動くことに関わる骨、筋肉、関節、神経などの総称です。運動器疾患(骨折、変形性関節症、脊椎疾患、肩関節痛、膝関節痛、足関節捻挫など)の術後や保存療法に対して、医師の指示のもと、理学療法士が患者さまの評価を行い、1 人ひとりに適した治療プランを立案します。また、スポーツ障害へのリハビリテーションにも力を入れています。スポーツをして痛みが出た場合、痛みが治まっただけで復帰してしまうと再発してしまうことがあります。個々の身体の状態を評価するとともに、フォームチェック、スキルチェックなどを行い、再発予防の観点を踏まえたリハビリテーションを実施していきます。
若年者から高齢者まで幅広い方々が安心して、日常生活、余暇活動、スポーツ活動を送ることが出来るように、ニーズに沿ったリハビリテーションを提供できるよう努めています。
生活期
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当法人の生活期リハビリテーションは、まろにえ介護老人保健施設での通所・入所リハビリテーション、訪問看護ステーション「護国」での訪問リハビリテーションという、『通所』『訪問』『入所』の三本柱になっています。
特に『訪問』においては老健からの訪問リハビリテーションも実施していますので、例えば、入所されていた方が在宅に帰られてもそのまま同じスタッフが訪問リハビリを担当したり、その逆もあったりと、利用者さまに対して同じスタッフがご担当させていただけるのは、当法人の強みと言えます。
他のリハビリテーションに比べて生活期リハビリテーションは、玄関の段差であったり、トイレや浴室の使い勝手であったりと、まさにご自宅での生活に直結しています。ご自宅でのお困りごとを吸い上げて、きめ細やかなリハビリテーション提供させていただきます。
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