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2020.06.26(最終更新日:2020.08.28) 医療のお話

今年の夏はマスクと上手に付き合おう!(後編)~熱中症対処方法~

監修:米盛病院 副院長 冨岡譲二 (専門分野)救急医療全般
日本救急医学会専門医/指導医/評議員
・日本臨床救急医学会理事 他

前回はマスク着用による熱中症リスクと、予防のポイントについてお話しました。 熱中症は治療よりも予防が重要といわれます。
しかし、予防策をとっていても、様々な要因で熱中症を発症するケースもあります。 その場合の応急処置について紹介します。

 

熱中症かな?と思ったら・・・ 

 まずは涼しい場所へ移動し、衣服をゆるめてからだの熱を逃がします。体温を下げる方法としては、からだ全体に水をかけ、風を送る方法が効果的です。水が飲めるようであれば、水分と塩分を補給します。水が飲めないようであれば医療機関を受診する必要があります。意識がないようであれば、すぐに救急車を呼んでください。

 

水分だけでなく「塩分」が鍵!

  水分補給については、塩分を含んだ飲み物がより効果的です。市販のスポーツドリンクも良いですが、糖分が多く飲み過ぎると尿が出すぎて脱水になる可能性も。水分・ナトリウム・カリウム・塩分をバランス良く含んだ「経口補水液」がおすすめです。

 

熱中症は命に関わる症状

 応答がない・反応がおかしいという場合は、迷わずに119番通報をし、医療機関を受診しましょう。また、熱が出たからといって解熱剤を服用すると逆に悪化するケースもあるため注意が必要です。
 医療機関を受診したほうがいいか分からない場合は、「米盛病院24時間救急相談ダイヤル(局番なしの#7099または099-230-0199)」も24時間・365日対応しています。

 

熱中症 対処方法のポイント

  • 涼しい場所へ移動し、服をゆるめる
  • 全身に水をかけ、風を送って体温を下げる
  • 水が飲めるなら水分・塩分を補給。水が飲めなければ医療機関へ
  • 意識がなければ迷わず119番

 

熱中症は命に関わる症状です。正しく理解し、適切な予防策をとりましょう!

 

今年の夏はマスクと上手に付き合おう!(前編)~熱中症予防~

https://www.yonemorihp.jp/smahapi/info-medical/3054/

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https://www.yonemorihp.jp/recruitsite/job/doctor/

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