2021.12.28(最終更新日:2022.02.08)
vol.8松林に佇む友好の証 の巻 共月亭 編
米盛病院周辺の歴史をひも解く“よねさんぽ”。
今回Pick upするのは、「松林に佇む友好の証 共月亭」。
楽しくゆるりと米盛病院周辺を散策しましょう!
米盛病院の近くにある散策にぴったりなスポット「天保山公園」。当院から徒歩2分ほどの場所にあり、約22,000㎡の松林が広がります。当コーナーで以前ご紹介した「天保山砲台跡」がひっそりと時を刻み、薩摩の歴史と美しい風景を楽しめます。
そんな園内でひときわ目を引く赤い建物・異国情緒あふれる東屋についてご紹介します。
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1982年に鹿児島市と長沙市(中華人民共和国)は友好都市(※1)となりました。このことを記念して1985年に建てられたもので、柱や釉薬瓦などが長沙市から寄贈されました。中国四大名亭のひとつである長沙市の「愛晩亭」がモデルになっています。
また、長沙市側には、「友好平和の像」が建立されました。遠く離れた両市民が『同じ月を眺めて友好を深めよう』という気持ちから「共月亭」と名付けられ、中秋の名月にお月見会が催されることもあったようです。
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美しい松林が中国らしい雰囲気を一層引き立て、思わずシャッターを切りたくなるスポットです。
来年(2022年)は友好都市締結40周年。木漏れ日を感じながら深呼吸、はたまたお月様を眺めながらご縁に思いを馳せるのも良いかもしれませんね。
※1:鹿児島は中国大陸に近く、鑑真和上や遣唐使船など歴史的関係も深いことから交流を求める機運が高まり、友好都市が締結されました。
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米盛病院 広報課スタッフ取材メモ
異国情緒を感じる東屋。その由縁が気になっていたのですが、友好都市を記念した建物であることを知りました。
美しい松林を眺めながら両市のご縁に思いをはせつつ、公園内を散策したいと思います♪