2020.11.05(最終更新日:2021.02.01)
119番の日|119番では何を聞かれるの?かけ方のポイント
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11月9日は「119番の日」。消防に対する正しい理解・認識を深め、防災意識を高めることを目的に、自治省(現:総務省)消防庁によって1987年に制定されました。
また、「秋季全国火災予防運動」(11月9日~11月15日)の初日でもあることから、防災意識を高める日でもあります。
緊急の際は、119番通報のときに慌ててしまうかもしれません。
もしもに備え、「119番のかけ方」を確認しておきましょう!
(監修:救急連携課 課長 古賀 司)
目次

119番のかけ方のポイント

- 安全な場所に移動し、落ち着いて通報する
- 「火災」、「救急」、その他の災害(救助)をはっきりと伝える
- 場所を正確に伝える
→住所が分からない場合も落ち着いて、目印となる建物や店舗を伝えたり、周囲の人に尋ねたりしましょう。(近くに自動販売機があったら、そこに住所が書いてある場合もあります) - 災害の状況や誰がどうしたのかを具体的に伝える
→【火災の場合】「何が燃えているか」「逃げ遅れた人はいないか」など
→【救急の場合】「誰がどうしたのか」(事故か、病気か)など - 通報者の名前、電話番号を伝える
携帯・スマートフォンから119番通報する場合
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携帯・スマホから119番通報する際も、固定電話と同様に市外局番なし「119」です。
消防署から折り返し電話がくる場合があるため、携帯・スマホの電源は入れた状態にしておきましょう。
救急車到着までの応急手当について
119番通報後、救急車到着までの間に、傷病者への気道確保や胸骨圧迫(心臓マッサージ)などの応急手当をお願いされる場合があります。
消防署などで講習会が行われていますので、いざというときのために応急手当の知識と技術を身につけておきましょう。
119番通報メモの作成
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ご自宅では、いざというときのために、このような「119番通報メモ」を作成し、必要事項を記入して電話機の近くや分かりやすい場所へ貼っておきましょう。
Net119緊急通報システム
「Net119緊急通報システム」とは、聴覚・言語機能に障害があり音声による119番通報が困難な方を対象に、消防への通報を円滑に行えるようにするシステムです。
導入状況は、市町村によって異なります。『【外部サイト】総務省消防庁|Net119緊急通報システム』からお住まいの地域の導入状況をご覧いただき、各市町村HPより利用方法をご確認ください。
119番通報後のやりとりをイメージし、万が一の際に、正確で具体的な情報を落ち着いて伝えられるようにしておきましょう。