2023.07.18(最終更新日:2024.03.06)
当クリニックの理学療法士がフェンシングW杯に帯同しました
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与次郎米盛クリニック リハビリテーション課の髙田和真さんが、メキシコで開催されたフェンシングワールドカップ(4/26~5/10)に、男子フルーレ日本代表のチームトレーナーとして帯同いたしました。
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理学療法士 髙田和真さん
与次郎米盛クリニック リハビリテーション課
Profile
1983年鹿児島市生まれ。玉龍高校を卒業後、熊本リハビリテーション学院(現熊本総合医療リハビリテーション学院)入学。卒業後は熊本整形外科病院に9年間勤務。在職中はハンドボール女子の実業団チーム「オムロン ピンディーズ」のトレーナーを務める。
帰鹿後は専門学校の理学療法学科で教鞭をとるかたわら、鹿児島南高校フェンシング部、フェンシングU-18日本代表のトレーナーを務め、2019年からフェンシング日本代表トップチームのトレーナーに就任。同年に日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー取得。2022年10月から現職。
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大会の結果については、個人の最高順位は17位、団体は3位決定戦でフランスに敗れて4位という成績でした。各大陸の1位がパリオリンピックの出場権を得る流れですが、日本は現在アジア1位です。この調子で引き続き頑張ってほしいと思っています。
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今回の遠征では、期間の前半は時差ぼけ対策をメインに選手のケア・コンディショニングを行いました。国内とは時差が15時間ほどあり、そういったケアが必要なのもナショナルチームならではですね。
大会が始まった期間後半は、試合中のケガの応急処置と宿舎でのケア・コンディショニングが主な仕事でした。試合中に多いケガは、足首や膝の捻挫、剣で突かれることによる打撲。防具が剣道着のように分厚いですから、暑い季節の熱中症にも注意が必要です。
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私がトレーナーとして一番大事にしていることは、ケア・コンディショニングの際の選手とのコミュニケーション。同じ日本選手団であっても、フェンシングは個人種目なので国内に帰ればみんなライバル同士。そのため、私に話してくれたことを他の選手には絶対話さないようにしています。
また、選手たちと出歩く際には自分から声をかけて誘うようなことはしません。選手にストレスをかけてしまいますから。トレーナーの仕事は「目配り気配り心配り」が9割5分くらいを占めるかもですね(笑)。
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ただし、そういった緊張感は患者さまと関わる上でも、変わらないと思っています。当院のリハビリテーション課は比較的若いスタッフが多いので、「このクリニックの現場でも緊張感をもって対応しないといけないよ」ということを伝えていきたいと思っています。
加えて、最近はスポーツに取り組む患者さまも多く来院されるようになりましたから、そのような分野での知識や技術をクリニックに還元して、地域貢献と患者さまの満足度向上に寄与していきたいと思います。
スポーツは「楽しむ」ということが根幹にあると思います。スポーツを楽しむためには、まずはケガをしないことです。しかし、万が一ケガをしてしまった際には、ぜひ当院へご来院ください。スポーツ領域のリハビリに精通した理学療法士たちがお待ちしております。
(リハビリテーションを受けるには、整形外科受診が必要です)