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2023.09.01(最終更新日:2023.10.31) 医療のお話

こんなときこそ!米盛病院24時間救急相談ダイヤル #7099

9月9日は「救急の日」。この日を含む1週間(日曜から土曜まで)は、救急医療や救急業務への正しい理解を深める「救急医療週間」に定められています。 この機会に、米盛病院24時間救急相談ダイヤル「#7099」を知っていただき、お困りの際にお役立てください!

 

目次

 

「#7099」とは?

急に頭が痛くなった、胸が苦しい、ケガをしてしまったなど、ご自身やご家族の突然の症状で心配になったことはありませんか。「病院へ行くべき?」「様子をみたほうがいい?」と迷われたことがあるかと思います。そのようなご相談に柔軟に対応できるように、2014年に開設したのが米盛病院24時間救急相談ダイヤル「#7099」です。

消防庁が実施している「救急安心センター事業(#7119)」にならい、当院では「#7099」の番号で、当院の救急救命士が地域の皆さまのご相談に24時間365日応対しています。患者さまの状態をお伺いし、「今すぐ救急外来を受診する」、「近隣の医療機関を受診する」、「救急車を呼ぶ」など、適切な方策をお伝えしています。

 

ABCD アプローチで緊急性を判断

ご相談の電話を受けた際に、私たち救急救命士はABCDアプローチ」を基準に、緊急性を判断します。

ABCDアプローチとは、酸素の流れに沿って患者さまの状態を評価するアプローチのことで、気道(Airway)・呼吸(Breathing)・循環(Circulation)・意識(Dysfunctionof CNS)の頭文字をとったものです(※)。

声がかすれていないか(A)、呼吸に異常がないか(B)、変な汗をかいていないか(C)、意識はあるか(D)などを患者さまのお話から迅速にチェックし、いずれかに異常があった場合は緊急性が高いと判断し、すぐに救急車を呼んでいただくようにお伝えしています。ご家族が「#7099」を利用される場合も、前述した項目を確認して私たちに伝えていただけるとありがたいです。

※:Exposure and environmental control(体温)を加え、「ABCDEアプローチ」とも呼ばれます。

 

「急な」症状に要注意

特に気をつけていただきたいのが、痛みやしびれなど何らかの症状が「急に」現れた場合です。部位は胸・腰・頭・首・手足などさまざまですが、症状が突然生じた場合、命にかかわる病気のサインである可能性も。そのような場合は迷わず「#7099」を活用し、私たちにご相談ください。

 

休日・夜間の診療について

当院では「#7099」の対応はもちろん、救急の患者さまを24時間365日体制で受け入れています。
緊急性が高い患者さまや重篤な患者さまの治療を優先して行うため、診療をお待ちいただく場合もございますので、救急外来を受診される場合、可能な方はご来院前に「#7099」へお電話ください。

 

相談件数はどのくらい?

ご相談件数は年々増加しています。2020年度に年間10,000件を超え、2022年度は年間14,239 件、1日およそ39件のご相談に応じています。

救急救命士から皆さまへ

救急調整室 主任  救急救命士 上田 広人

皆さんに寄り添い、お困り事をしっかりと伺えるように心がけています。症状の内容やいつ頃から症状があるかなどを教えていただけるとありがたいですが、動揺してうまく伝えられない場合もあると思います。私たち救急救命士が、お話を通して必要な情報を拾い上げていきますので、ご安心ください。
病院を受診するか迷ったら「#7099」へご相談いただき、症状が「急に」現れる場合は特に気をつけていただくことで、ご自身や大切な方を守ることに繋がると思います。

 

医師から皆さまへ

救急科 副部長  倉田 秀明 医師

皆さんに寄り添い、お困り事をしっかりと伺えるように心がけています。症状の内容やいつ頃から症状があるかなどを教えていただけるとありがたいですが、動揺してうまく伝えられない場合もあると思います。私たち救急救命士が、お話を通して必要な情報を拾い上げていきますので、ご安心ください。
病院を受診するか迷ったら「#7099」へご相談いただき、症状が「急に」現れる場合は特に気をつけていただくことで、ご自身や大切な方を守ることに繋がると思います。

 

24時間救急相談ダイヤル#7099について

 

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