あんべがわるい時に ~ケガ・病気ガイド~ 体が痛い、調子が悪い...そんなときに病院に行ってよいのか、どの科を受信したら良いかわからない、などの不安はありませんか?米盛病院の医師がそんな不安に役立つように疾患についてお答えしています。受診の際にお役立てください。 あんべがわるい時に ~ケガ・病気ガイド~

上腕骨顆上骨折

病気の概要

  • 子どもの肘周囲の骨折では、とても多くみられます。転倒や転落の際、肘を伸ばしたまま手をついたときによく起こります。

  • 出典:日本整形外科学会パンフレット

症状について

  • 骨折部位の痛みや腫れ、変形、動かしづらさなどです。また、初期治療を誤り骨がずれたままくっついた場合、将来的に肘のところで内側に腕が曲がった状態になる「内反肘」や反対に肘のところで腕が外側に曲がった状態になる「外反肘」といった肘関節の成長障害や運動制限をきたす場合があります。

  • 出典:日本整形外科学会パンフレット

検査について

X線(レントゲン)検査で診断を行います。

【ご参考】

治療

骨のずれが小さければ、骨の位置を整復、または骨を引っぱり患部を固定・矯正する牽引後、シーネ(患部を固定するそえ木の役割をするもの)などで外固定します。骨のずれが大きい場合は、鋼線2~4本を用いて骨を固定する手術を行います。

  • 出典:日本整形外科学会パンフレット

病気の予防

原因の多くが転倒や転落といわれています。子どもの動きは活発ですが運動機能がまだ未発達なため、日頃から転倒や転落しないように気を配りましょう。また、肘関節の後遺症を残さないためにも、適切な治療を完治するまで続けることが大事です。

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